報道発表資料
環境省は,全国の都道府県等の報告に基づき,平成16年度における悪臭苦情の状況及び悪臭防止法の施行状況を取りまとめた。その概要は次のとおりである。
- (1)悪臭苦情の状況
- 平成16年度の悪臭苦情件数は19,657件(前年度24,587件)であり,苦情件数は5年ぶりに減少した。野外焼却に対する苦情が4,591件(同10,902件)と大幅に減少した一方で,工場(3,625件(同3,015件))及びサービス業(3,230件(同2,763件))に対する苦情が増加した。
- (2)悪臭規制等の状況
- 悪臭防止法の規制地域を有する市区町村は,平成16年度末現在,全国の市区町村の63.1%(同57.2%)に当たる1,606市区町村であった。
法に基づく規制地域内において,平成16年度には立入検査が4,936件(同7,691件),報告の徴収が1,005件(同1,063件),測定が198件(同243件)行われた。また,測定の結果,規制基準を超えていたものが67件(同70件)であったが,法に基づく改善勧告(同4件)及び改善命令(同0件)は行われなかった。また,行政指導が6,933件(同11,278件)行われた。
平成16年度悪臭防止法施行状況調査について
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室
室長:瀬川 俊郎(内線6540)
室長補佐:波多野 実(内線6541)
担当:藤田 宏志(内線6542)