報道発表資料

この記事を印刷
2005年08月24日
  • 自然環境

「外来カブトムシ・クワガタムシ 逃がさないで・捨てないで」緊急キャンペーンの実施と環境大臣の販売店の訪問について

環境省では、要注意外来生物リストの公表に併せ、野外に遺棄されると在来の昆虫類等に対して大きな影響を与えるおそれがある外国産甲虫類のうち、特に外国産のカブトムシ・クワガタムシの野外への遺棄防止に関する普及啓発を行っています。
 その一環として、8月26日(金)、小池環境大臣が、都内の販売店を訪問し、遺棄防止を呼びかけるポスターの掲示依頼、購入者に対する遺棄に関する注意の呼びかけを行います。

1.キャンペーンの概要

 本年6月1日より施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(以下「外来生物法」という)により、37種類の外来生物が特定外来生物として指定され、現在、第二次指定候補の42種類についてはパブリックコメントを実施しているところです。
 また、これとは別に、生態系等に対する被害について指摘があり、科学的知見の集積や利用に関する実態の把握や適正な利用に向けて関係者への普及啓発を行うことが必要な外来生物148種類を要注意外来生物リストとして8月12日に公表しました。この要注意外来生物には、在来のクワガタムシ等との競合・駆逐による影響や在来クワガタムシとの遺伝的攪乱が懸念されるクワガタムシ科も含まれています。
 環境省では、要注意外来生物の公表を踏まえて、大量に輸入・飼育が行われており、野外に遺棄されると在来の昆虫類等に対して影響を与えるおそれがある外国産甲虫類、特に外来のカブトムシ・クワガタムシの野外への遺棄を防止するための普及啓発緊急キャンペーンを行っています。

2.キャンペーンの内容

(1)販売店における普及啓発

 環境省から外国産甲虫類を販売している専門店、ホームセンター、スーパー及び百貨店に対して遺棄防止を呼びかけるポスターの掲示依頼及び購入者に対する遺棄に関する注意喚起についての協力依頼を行っています(ポスターを全国約5,000店舗に配布)。

販売店に対する普及啓発の一環として、小池環境大臣が次のとおり販売店を訪問して協力依頼を行います(取材される場合は、事前の登録が必要です)。
場所 :
松屋銀座 屋上ペット売り場 (東京都中央区銀座3-6-1)
日時 :
8月26日(金)14:20~14:30

(2)外来生物に関する子供向けホームページの開設

 環境省のホームページに外来生物に関する子供向けのページを開設し、外来生物、特に昆虫による被害等をやさしく解説することによって普及啓発を図ります。
 URL:https://www.env.go.jp/nature/intro/kids/index.html


外来生物法の詳細については、環境省ホームページを御参照ください。
 URL:https://www.env.go.jp/nature/intro/

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長:名執 芳博(6980)
 室長:中島 慶二(6981)
 専門官:長田 啓(6983)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。