報道発表資料

この記事を印刷
1996年12月12日

各種公共事業五箇年計画について

1 明日、本年度を開始年度とする次の各種五箇年計画が閣議決定される予定。

 これは、各種事業について、今後五箇年間の事業の目標及び事業量を定めるものである。

<明日閣議決定される五箇年計画>(計画期間:平成8~12年度)
  ・都市公園等整備五箇年計画(第6次)
  ・下水道整備五箇年計画(第8次)
  ・廃棄物処理施設整備計画(第8次)
  ・海岸事業五箇年計画(第6次)
  ・港湾整備五箇年計画(第9次)
  ・空港整備五箇年計画(第7次)
  ・特定交通安全施設等整備事業五箇年計画(第6次)

2 これら各計画案に対して環境庁は次のように考える。

各計画はいずれも、平成6年12月に閣議決定された環境基本計画との連携が図られたものとなっている。(別添参照)
 
各計画に基づく社会資本整備については、環境負荷の少ない持続的発展が可能な社会の形成に向けた事業の推進と、事業に当たっての環境保全への配慮が必要である。
 
特に、水質改善が強く要請されている地域における下水道等の重点的整備、空港整備における騒音防止や野生生物保護への十分な配慮が必要である。

(別添)

 各五箇年計画案については、それぞれ環境保全に関する記述がなされており、環境基本計画との連携が図られているものと考える。
 主な環境関連の記述の趣旨は、以下のとおり。

  1. 都市公園等整備五箇年計画(第6次)
     都市における生活環境の改善等のため、自然とのふれあいや都市の自然的環境の保全に資する公園や緩衝緑地の整備を図る。
     
  2. 下水道整備五箇年計画(第8次)
     都市環境の改善及び望ましい水循環の再生のため、特に、公害防止計画、総量削減計画等に対応する下水道事業を推進する。
     
  3. 廃棄物処理施設整備計画(第8次)
     廃棄物の排出抑制に努めつつ、リサイクルを推進する循環型の廃棄物処理への転換を図り、環境の保全に配慮しつつ適切な処理 施設等の整備を促進する。
     
  4. 海岸事業五箇年計画(第6次)
     自然と共生する海岸環境の保全と創出を図るため、多様な自然環境の維持・回復、海水・海域の浄化等を推進する。
     
  5. 港湾整備五箇年計画(第9次)
     港湾整備は、環境の保全に配慮しつつ実施。良好な自然環境を保全するなど、環境と共生する港湾の実現を図る。
     
  6. 空港整備五箇年計画(第7次)
     空港整備は、環境の保全を図りつつ実施。空港周辺環境対策事業等を推進する。
     
  7. 特定交通安全施設等整備事業五箇年計画(第6次)
     道路における交通環境の改善を行う。

 *各計画(参考1~7)は、添付ファイル参照。

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局環境計画課
課長:一方井   (6220)
 担当:植田、八鍬(6228)