報道発表資料
1. 会議開催日・場所
11月2日(土):シンポジウム(新潟市)
11月3日(日):政府関係者等会議(新潟市)
こども交流会(新潟県高柳町)
2. 参加者
(1)海外からの参加者:中国、韓国、マレイシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、
スリランカ、タイ、ESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)
から計36人
(2)国内からの参加者:中島環境政務次官、新潟県知事を含む約360人
3. 会議概要
(1)シンポジウム
アジア各国のこども達(計10グループ)がそれぞれの環境保全活動の経験について報告しあった。
(別紙1参照)
(2)政府関係者等会議
こども達の環境保全活動の支援のための枠組みについて情報交換を行うとともに、
今後の協力のあり方について論議を行った。
各国がこども達の環境保全への取り組みを支援することの必要性を共通の認識として、
アジア地域におけるこれらの活動の継続的な交流を促進するため、
ネットワークの構築に合意した。会議要旨は別紙2参照。
(3)こども交流会
アジア地域のこども達と日本のこども達が、高柳町のこども自然王国で、
共に昼食(手打ちうどん)を作り、
ネーチャーゲーム・記念植樹を行うなどして交流を深め、
これからの環境保全活動の推進に向けた決意を「友情の誓い」として署名した
(別紙3参照)。
別紙1 |
シンポジウムにおける各グループの主な発表内容
・中国:深川市の環境保全プログラム及び上海の河川の水質改善プロジェクト
・韓国:ごみのリサイクル運動
・マレイシア:ジャングル探検による自然保護活動の紹介
・ネパール:ネパールにおける環境保全プログラム
・パキスタン:ごみの減量化の工夫
・スリランカ:スリランカにおける子どもの環境保全グループの活動
・タイ:固形廃棄物のリサイクル
・日本:
群馬(子ども環境冒険隊):身近な河川の生物観察
上越(アースレンジャー☆70):ごみもよみがえるというミュージカル上演
新潟(エコキッズ):環境にやさしいリサイクル
別紙2 |
政府・NGO関係者会議
平成8年11月3日
<新潟、日本
<会議要旨>
1. | 平成8年11月3日、こどもエコクラブアジア会議の政府・NGO関係者会議は、日本の新潟県において開催された。本会議には、中国、日本、韓国、マレイシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、及びタイから、政府関係者、NGO関係者及び子供達の環境保全活動の普及に携わるその他の関係者が参加した。会議進行は、環境庁地球環境部研究調査室の名取芳博室長により行われた。 |
2. | 環境庁及び新潟県により、こどもエコクラブについての発表が行われた。 |
3. | アジア各国のこどもの環境保全活動を奨励するための日本の支援プログラムが環境庁によって紹介された。 |
4. | 中国、韓国、マレイシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、タイのアジア8ヶ国の代表により、各国におけるこどもの環境保全活動についての発表が行われた。 |
5. | 参加者はアジアにおけるこども達の環境保全活動を促進していくためのアジア各国の協力のあり方について論議を行った。参加者は、そうした活動を進めていく上での継続的な情報交換とネットワーク構築の重要性を認識し、 |
1)11月末までに情報交換のためのコンタクトパーソンを指名することに同意した;
2)情報交換のためのニュースレターを発行するという日本の提案に賛意を示した;
3)この種の地域的会議を今後も継続的に開催していくことに基本的に合意した。
*別紙3「友情の誓い in Niigata」については、添付ファイル参照。
添付資料
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部企画課
企画課長:岡澤和好 (6731)
課長補佐:升本 潔 (6755)
担当 :赤岩朋子 (6736)