報道発表資料

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1998年10月16日

東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第1回暫定科学諮問グループ会合及び第3回政府間作業グループ会合の結果について

東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第1回暫定科学諮問グループ会
合及び第3回政府間作業グループ会合は、東アジア各国及び関係国際機関の代表者の
参加の下、第1回暫定科学諮問グループ会合が10月12日(月)から14日(水)までの3日間、第3回政府間作業グループ会合が10月15日(木)から16日(金)までの2日間、横浜の横浜シンポジアで開催された。
 第1回暫定科学諮問グループ会合では、ネットワークの試行稼働に関し、データの
精度を保証するためのプログラム、データの報告手順、研修プログラム等の科学的
事項を協議し、第3回政府間作業グループ会合では4月からのネットワークの試行稼
働の総合的な中間評価及び今後の進め方が検討された。
 なお、インドネシアより、2000年の早い時期に開催予定の次回会合を、インドネ
シア政府として招致する可能性について検討したいとの発言があった。
1.会議の正式名称
  • 東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第1回暫定科学諮問グループ会合
  • 東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第3回政府間作業グループ会合
2.主 催

環境庁、外務省

3.会 期
第1回暫定科学諮問グループ会合 平成10年10月12日(月)~14日(水)
第3回政府間作業グループ会合 平成10年10月15日(木)~16日(金)
4.場 所

横浜シンポジア議場
横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル9F

5.参加者
(1)参加国 インドネシア、日本、韓国、マレイシア、モンゴル、フィリピン、ロシア、タイ、ベトナム、中国(オブザーバー)
(2)参加機関 国際連合(UN)、国連環境計画アジア太平洋地域事務所(UNEP/ROAP)、世界気象機関(WMO)等
6.結果

 ネットワークの試行稼働を本格的に実施するため、以下の事項がとりまとめられた。
会合レポートは別添のとおり。

(1) 精度保証・精度管理プログラム
酸性雨モニタリングにより得られるデータの精度を保証し、東アジア地域諸国間において比較可能な信頼し得るデータを得ることを目的とする精度保証・精度管理プログラムが採択された。
(2) データ報告手順及び様式
各国が実施するモニタリングにより得られたデータを暫定ネットワークセンターに報告する手順及び様式が採択された。
(3) 研修プログラム
試行稼働期間中に暫定ネットワークセンターを中心として実施される酸性雨モニタリングに関する研修プログラムが承認された。
(4) 国内モニタリング計画の報告
各国から国内モニタリング計画をはじめとする各国内における取組の状況が報告された
(5) その他
 上記の他、暫定事務局及び暫定ネットワークセンターの活動報告、酸性雨に関す
る他の科学的活動の紹介等が行われた。
 なお、インドネシアより、2000年の早い時期に開催予定の次回会合を、インドネシア政府として招致する可能性について検討したいとの発言があった。

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局大気規制課
課 長 :飯島 孝 (6530)
 補 佐 :小野 洋 (6548)

環境庁水質保全局水質管理課
課 長 :一方井 誠治 (6630)
 補 佐 :竹内 純一 (6637)

環境庁水質保全局土壌農薬課
課 長 :西尾 健 (6650)
 補 佐 :福盛田 共義 (6652)