報道発表資料

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2004年12月06日
  • 総合政策

新居浜西火力発電所3号発電設備建設事業に係る環境大臣意見の提出について

環境省は、新居浜西火力発電所3号発電設備(愛媛県)に係る環境影響評価準備書について、電気事業法に基づき、本日付けで経済産業大臣に対し、二酸化炭素の排出量削減や石炭灰の有効利用等に対し配慮すべき旨を内容とした環境大臣意見を述べた。
  1. 環境省は、新居浜西火力発電所3号発電設備(愛媛県新居浜市)に係る環境影響評価準備書について、環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成16年12月6日付けで経済産業大臣に対し、環境大臣意見を送付した。
     
  2. 事業者である住友共同電力株式会社に対しては、経済産業大臣から、この環境大臣意見を勘案して勧告が出されることとなる。
     
  3. 本事業は、発電電力量当たりの二酸化炭素排出量が多い石炭を燃料としており、石炭灰の有効利用、積極的な環境情報公表の必要性の観点から、環境大臣意見では以下の内容等について指摘している。
    (1)再生可能エネルギーである木質バイオマスの積極的導入を図り、化石燃料由来の二酸化炭素排出量の更なる低減に努めるとともに、水力発電設備の改修及び更新に当たっては、環境への影響に配慮しつつ、水車効率の向上、部分負荷効率の向上等による運用効率の向上に努めること。
     
    (2)石炭灰の有効利用方策の拡大への取組を強化し、埋立処分量の削減を図るとともに、可能な限り石炭灰を有効利用すること。
     
    (3)事業者の自主的かつ積極的な環境配慮への取組が適正に評価されるよう、環境報告書の作成など幅広い環境情報を公表すること。
     

【参考】

○事業概要
計画位置 愛媛県 新居浜市 磯浦町16番5号
事業者 住友共同電力株式会社
発電方式  汽力発電
出力 15万kW
燃料 石炭 約47万トン/年
運転時期  平成20年4月(予定)

○環境影響評価手続
方法書縦覧 平成13年 8月31日~平成13年9月30日
準備書縦覧 平成16年 4月 6日~平成16年 5月 6日

 

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室
室長   笠井 俊彦 (内6231)
 審査官 礒田 浩  (内6239)
 

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