報道発表資料

この記事を印刷
2004年11月02日
  • 自然環境

「知床世界自然遺産候補地地域連絡会議」における国際自然保護連合(IUCN)からの書簡に対する回答案の説明について

本日、北海道斜里町において開催された「知床世界自然遺産候補地地域連絡会議」(関係行政機関及び地元関係団体で構成)において、知床世界自然遺産推薦地の現地調査を行った国際自然保護連合(IUCN)デビッド・シェパード保護地域事業部長から環境省あてに送付のあった書簡に対する回答案の内容を説明しましたのでお知らせします。
  1. 概要
     平成16年7月20日~26日にかけて、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)のデビッド・シェパード保護地域事業部長が来日し、知床世界自然遺産推薦地の現地調査を実施しました。
     その後、シェパード氏から、環境省あてに書簡が送付され、その中で「知床」に関するIUCNの意見が示されるとともに、この意見に対する日本政府の見解を求められていましたので、関係行政機関及び地元関係団体と協議を行い、本日までにIUCNに対する回答案を取りまとめました。
     この回答案の内容について、本日、北海道斜里町において開催された「知床世界自然遺産候補地地域連絡会議」において、関係行政機関及び地元関係団体に対して説明しました。回答案の内容については別紙1のとおりです。

     
  2. 今後の予定
    ○IUCNへの回答は、11月5日(金)までにIUCNへ送付する予定です。
    ○IUCNでは、知床について、本年12月頃に世界自然遺産としての評価を行い、来年2月末までに世界遺産条約の事務局であるユネスコ世界遺産センターへ報告書を提出する見通しです。
    ○その後、その報告書を基に、来年7月に南アフリカのダーバンで開催される第29回世界遺産委員会で登録の可否が審査・決定される予定です。

  3. その他
     「知床世界自然遺産候補地地域連絡会議」については、別紙2を参照願います。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
課長   :黒田大三郎(6430)
 課長補佐:奥田 直久 (6480)
 担当   :高木 鉄哉 (6476)
        川越 久史 (  〃  )