報道発表資料

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2004年06月30日
  • 地球環境

平成16年度 エネルギー起源二酸化炭素排出抑制及び酸性雨対策・黄砂対策のためのクリーン開発メカニズム(CDM)及び共同実施(JI)事業フィージビリティー調査に係るプロジェクト案件の採択について

 環境省では、今年度から、酸性雨対策又は黄砂対策に資するとともに、エネルギー起源の二酸化炭素排出抑制に資することを目的とするクリーン開発メカニズム(CDM)及び共同実施(JI)事業フィージビリティー調査を実施することとしています。このため、日本の企業、非営利組織(NPO)等からプロジェクト案件を募集し(公募期間:平成16年4月20日から5月19日)、応募があった案件の中から、選考の結果、酸性雨対策に資する案件を1件、黄砂対策に資する案件を1件、それぞれ採択することといたしました。

趣旨

 気候変動に関する国際連合枠組条約に基づく京都議定書には、削減約束を達成するための柔軟措置として、「クリーン開発メカニズム(CDM)」や「共同実施(JI)」等の制度(京都メカニズム)が盛り込まれており、我が国においてもCDM等も活用しながら約束達成を図ることとしている。
 一方で、地球温暖化問題と同様、喫緊の課題として注目されている酸性雨問題(東アジア地域)及び黄砂問題(北東アジア地域)についても、CDM/JIのスキームを活用しつつその対策を推進していくことが効果的であると考えられている。
 このような背景のもと、酸性雨対策又は黄砂対策にも資するCDM/JIの事業化を促進していくため、日本の企業、NPO等を対象に、平成16年4月20日から5月19日の間、温室効果ガスの排出削減につながると考えられるプロジェクト案件を募集したところ、7団体から7件(酸性雨対策3件、黄砂対策4件)の応募があった。これらについて専門家等による厳正な審査を行った結果、酸性雨対策に資する案件を1件、黄砂対策に資する案件を1件、それぞれ採択することとした。

採択した案件

 採択した案件の名称、提案者等については、別紙のとおり。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
課長:荒井 真一(6740)
 補佐:瀬川 恵子(6745)
 担当:佐野 敦 (6745)