報道発表資料
本日(6月15日)、「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」(PIC条約)の受諾について閣議決定され、同日付けで受諾書を国際連合事務総長に寄託しました。
- 条約の概要
先進国で使用が禁止または厳しく制限されている有害な化学物質や駆除剤が、開発途上国にむやみに輸出されることを防ぐために、締約国間の輸出に当たっての事前通報・同意手続き(Prior Informed Consent、通称PIC)等を設けた条約です。 - 経緯
1992年6月 地球サミットのアジェンダ21で重要性の指摘 1996年3月 政府間交渉会議の開始 1998年3月 第5回政府間交渉会議で条約案について合意 1998年9月 外交会議(於ロッテルダム)で条約の採択 2003年11月 締結国が50ヶ国に到達 2004年2月 条約発効(24日) - 我が国の締結及び効力発生について
本日(6月15日)PIC条約の受諾について閣議決定され、受諾書を国際連合事務総長に寄託しました。寄託日の90日後(9月13日)に日本に対して条約が効力を生じ、条約附属書IIIの化学物質の輸入につき、同意するか否かを決定するなどの措置が必要になります。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
課長 :上家 和子(内線 6350)
課長補佐:荒木 真一(内線 6353)
専門官 :行木 美弥(内線 6360)
担当 :鈴木 克彦(内線 6358)