報道発表資料

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2004年05月20日
  • 総合政策

神戸空港整備事業に関するレビューに対する環境省の見解について

環境省は、本日、神戸空港整備事業に関するレビュー報告書に対して、工事に伴う濁りの調査方法を見直すこと、空港島周辺海域の底質の調査を行うこと、埋立地供用後のレビューの際には、空港島周辺海域における水質、底質、海域生物等への影響について、それらの相互の関連も勘案し、再評価する必要があること等を内容とする見解を取りまとめ、神戸市長に提出しました。

[1]事業者が行っている濁りに係る調査方法では、環境影響評価書による工事に伴う濁りの予測結果を十分に検証することができないので、埋立工事による濁りの影響を的確に把握する方法をとる必要があること

[2]空港島近傍での流速の減少が見られており、底質に栄養塩類や有機物の集積等の影響が生じることが考えられるため、空港島周辺において、適切に底質の調査を実施する必要があること

[3]埋立地供用後のレビューの実施の際には、埋立地の存在に伴う潮流への影響、並びに埋立地の存在及び空港施設の稼働に伴う空港島周辺海域における水質、底質、海域生物等への影響について、それらの相互の関連も勘案し、再評価する必要があること

 について、今後の環境保全対策を進める上で必要な事項を見解として取りまとめ、本日付で、免許権者である神戸市長に送付しました。(別添参照

  1. 神戸空港整備事業について、環境庁長官(当時)は、平成11年の埋立免許の認可に際して、工事中及び埋立地供用後に、環境影響評価の予測結果に ついてレビューを求める意見を提出しました。

  2. 今般、事業者(神戸市)は、「空港島埋立事業に係る工事中の環境影響検討調査報告書」を取りまとめ、平成16年5月18日付で当該埋立事業の免許権者である神戸市長に報告し、この報告書は同日付で環境省に送付されました。

  3. 環境省は、この報告書に対し、

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室
室長 :小川 晃範(6231)
 審査官:宮  俊輔(6253)
 

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