報道発表資料

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2004年04月26日
  • 地球環境

第2回地球観測サミットの結果について

第2回地球観測サミットが、4月25日、東京(ホテルオークラ)で開催されました。 本会合は、小泉総理大臣が来賓挨拶の後、河村文部科学大臣が議長を務め議事が進められました。環境省からは加藤副大臣が出席し、基調講演を行いました。最後に、本サミットのコミュニケ及び「10年実施計画のための枠組文書」が採択されました
 次回、第3回地球観測サミットは明年2月、ベルギー・ブラッセルで開催され、「地球観測システム確立のための10年実施計画」が採択される予定です。

1.出席者等

(1) 参加国及び機関
43カ国及びEUの環境、科学技術等を担当する政府代表及び25国際機関
(2) 我が国出席者
小泉内閣総理大臣(開会挨拶)、河村文部科学大臣(サミット議長)、加藤副大臣、稲葉文部科学副大臣、田村文部科学政務官、薬師寺総合科学技術会議議員他。環境省からは、小島地球環境局長、高橋同局研究調査室長他も出席。
(3) 出席者総数:約300名

2.会合の概要

第1回懇談会を以下の通り開催いたします。

(1) 小泉総理の来賓挨拶、河村サミット議長の講演に引き続き、加藤副大臣より、環境省を代表して「未来の人類と環境を守るための地球観測」と題する基調講演が行われた。同基調講演では、地球環境を保全する上で環境モニタリングを一層強化すべきであるとの立場から、[1]温室効果ガス等の総合モニタリングの一層の強化、[2]アジア太平洋地域における持続可能な開発の観測の重要性、[3]アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)等を活用した能力開発と教育の重要性が述べられた(発言要旨は別添1参照)。
(2) その後、総合科学技術会議薬師寺議員の基調講演、各国政府代表及び各機関による演説が行われ、最後に、本サミットのコミュニケ及び枠組文書が採択された(コミュニケ及び枠組文書の概要は別添2のとおり)。

3.今後の動向

次回、第3回地球観測サミットは、明年2月、ベルギー・ブラッセルで開催される。本サミットにおいて採択された枠組文書等を踏まえ、今後、地球観測に関する作業部会により「地球観測システム確立のための10年実施計画」の策定作業が行われ、次回地球観測サミットにおいて採択が行われる予定。

(参考)地球観測サミットについて

2002年8~9月のヨハネスブルグサミット、2003年6月のエヴィアンG8サミットでの合意を踏まえ、2003年7月にワシントンにおいて第1回地球観測サミットが開催(渡海文部科学副大臣(当時)、環境省竹本審議官他が出席)。
同サミットにおいて、今後「地球観測に関する10年実施計画」を策定することが決定された。
同サミットに引き続き開催された実務者による第1回作業部会において、本年4月に東京において第2回地球観測サミットを開催し、「10年実施計画のための枠組文書」を採択すること、欧州で開催される3回地球観測サミットにおいて、同10年実施計画が策定されること等のプロセスが決定された。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課研究調査室
室長:高橋 康夫(内線6730)
 補佐:竹本 明生(内線6731)
 担当:徳広 貴之(内線6733)

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