報道発表資料

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2004年04月07日
  • 再生循環

油中のポリ塩化ビフェニル簡易測定技術の募集について

 (財)産業廃棄物処理事業振興財団は、油中のポリ塩化ビフェニル(以下「PCB」という。)簡易測定技術について、募集を開始しましたのでお知らせします。

  1. 背景

     (社)日本電機工業会等は、本来PCBを使用していないとする変圧器等の重電機器の中に低濃度のPCBに汚染された電気絶縁油を含むものが存在することについて原因究明等の調査を行いましたが、重電機器の製造者を中心とした調査では明確な原因究明に至らないとする報告書を昨年11月、経済産業省及び環境省へ提出されました。
     このため両省では、低濃度PCB汚染重電機器については、PCB廃棄物として確実かつ適正に処理を実施するため、電気絶縁油のライフサイクルに係わる関係者の協力を得て追加調査を行い、原因究明を図るとともに、低濃度PCB汚染重電機器の特定、さらに簡易なPCB測定方法や低濃度PCB汚染物の処理の基本的方向等を検討する必要があると判断し、共同して「低濃度PCB汚染物対策検討委員会」を設立し検討を進めているところです。
     当該委員会では、測定法ワーキンググループを設置し、各種データを収集・整理し測定方法の評価や簡易なPCB測定方法の検討等を行うこととし、今般、PCB廃棄物として処理前の油中のPCB測定方法に係る検討の基礎資料となる簡易なPCB測定技術の募集を行うものです。
     なお、測定技術の募集を含め当該委員会及び当該ワーキンググループの事務運営については、(財)産業廃棄物処理事業振興財団が行っています。

  2. PCB簡易測定技術の募集

     (財)産業廃棄物処理事業振興財団は、別紙の通りPCB廃棄物として処理前の油中のPCB簡易測定技術の募集を開始いたします。

 応募様式

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
課長    :森谷 賢 (内線6871)
 課長補佐  :山本 郷史(内線6880)
 事業推進係長:横田 浩志(内線6895)