環境省は、都市計画道路大内白鳥(おおちしろとり)バイパス線(香川県)に係る環境影響評価書について、本日付けで国土交通大臣等に対し、環境影響評価法に基づき、道路交通騒音、工事の実施による騒音、貴重な動植物等に対し配慮すべき旨を内容とした環境大臣意見を述べた。
- 環境省は、都市計画道路大内白鳥(おおちしろとり)バイパス線に係る環境影響評価書について、環境影響評価法に基づき環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成15年10月14日付けで、国土交通大臣等(注)に対し環境大臣意見を送付した。
- 計画道路については、騒音予測値が環境基準の上限値に達すること、現に騒音の環境基準値を超えている道路と交差すること、周辺でオオタカの営巣が確認されていることなどから、環境大臣意見では次の内容等を指摘している。
- なお、都市計画決定権者である香川県知事に対しては、国土交通大臣等から、この環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
○ |
道路交通騒音等に対する配慮 |
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・ |
計画道路の騒音予測値が環境基準の上限値に達することから、事業実施段階において騒音の影響について検討し、必要に応じ対策を講じること。 |
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・ |
現に騒音の環境基準値を超過している道路と交差することから、既存道路との交差部周辺において既存道路からの騒音を踏まえた予測、評価を行い、必要に応じて対策を講じること。 |
○ |
工事の実施による騒音等に対する配慮 |
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・ |
工事用車両が騒音の環境基準値を超えている道路を通行するため、工事用車両を集中させない等の対策を講じること。 |
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・ |
建設機械の稼働による振動の予測値が規制基準に近い値に達することから、低振動型建設機械の採用等の対策を講じること。 |
○ |
貴重な動植物に対する配慮 |
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・ |
周辺でオオタカの営巣が確認されていることから、事業実施区域の周辺地域も含めてオオタカの生息状況を調査し、繁殖等に影響がある場合は、必要に応じて工事中断などの措置を講じること。 |
(注) |
国土交通大臣及び国土交通省四国地方整備局長 |
(参考)
事業概要
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おおちしろとり |
路線名 |
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都市計画道路大内白鳥バイパス線 |
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おおちしろとり |
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(一般国道11号大内白鳥バイパス) |
区間 |
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香川県東かがわ市伊座~香川県東かがわ市小砂
(旧白鳥町及び旧大内町) |
事業者 |
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国土交通省四国地方整備局 |
延長 |
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9.2km |
車線数 |
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4車線(8km)、2車線(1.2km) |
設計速度 |
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60km/時 |
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環境影響評価手続の経緯
方法書縦覧 |
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平成13年2月27日~3月26日 |
準備書縦覧 |
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平成14年10月15日~11月14日 |
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添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室
室長 :小川 晃範(内6231)
審査官:坂本 哲夫(内6239)
担当 :奥原 祐治(内6253)
03-5521-8237(夜間直通)

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