報道発表資料
- 環境省では、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上等を目的として、毎年度、環境測定分析統一精度管理調査を実施している。平成14年度においても、ダイオキシン類等を対象とする調査を実施したところであり、今般、環境測定分析検討会等においてその結果を取りまとめた。
- 平成14年度調査は、重金属(カドミウム、鉛、水銀の3項目)を調査項目とした土壌試料、内分泌攪乱作用が疑われる物質(フタル酸ジ-n-ブチル、ノニルフェノール、4-t-オクチルフェノール、4-n-オクチルフェノール、エンドスルファンの5項目)及び揮発性有機化合物(エチルベンゼン、塩化アリル、塩化ビニルの3項目)を調査項目とした模擬水質試料、揮発性有機化合物(ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンの4項目)を調査項目とした模擬大気試料並びにダイオキシン類(ダイオキシン類及びコプラナーPCB)を調査項目とした2種類のばいじん試料を対象とした。地方公共団体及び民間の分析機関の回答は、前者が95機関、後者が383機関であった。外れ値を棄却した後の各分析機関のばらつきについては、過去に実施した調査結果等と比べても相応な精度が確保されていることが分かった。
- 今般得られた結果に関して、分析上の留意点とともに参加した分析機関にフィードバックを行うことを目的として、7月中旬以降に全国3ヶ所において調査結果説明会を開催することとし、本日から参加者を募集する。詳細は環境測定分析統一精度管理調査の専用ホームページ(http://www.seidokanri.jp/)に掲載する。
添付資料
- 連絡先
- 環境省環境管理局総務課環境管理技術室
室長 :安藤 憲一(内6550)
室長補佐:伊澤 誠資(内6551)
室長補佐:進藤 和澄(内6557)
担当 :井上 聡 (内6554)