報道発表資料

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2002年10月31日
  • 総合政策

諫早湾干拓事業の計画変更について

  1. 諫早湾干拓事業については、事業者である農林水産省九州農政局が平成13年8月に公表したレビュー1報告書に対し、環境省見解(H13見解)をとりまとめ、公表している(平成13年8月)。
     
  2. 同事業は事業計画の内容が変更され、平成14年7月10日付けで公有水面埋立法に基づく長崎県知事の承認がなされた。今般、変更後の事業の実施にあたって、H13見解の「新たな水質保全対策」の早期実現に努めること等、環境省として必要と考える措置についてとりまとめた。
【ポイント】
[1] 以下の点について検討すること。
平成13年見解にも述べた水質保全対策を着実に実施するとともに、同見解の「新たな水質保全対策」の早期実現に努めること。
底泥の巻き上げを抑制するために計画されている潜堤の設置や潜堤上のヨシの植栽について、その効果を確認するための環境監視体制、水質保全の観点からの効果的な維持管理方策を早急に定めること。
[2] 平成10年2月に長崎県によって作成された「諫早湾干拓調整池水質保全計画」の改定に際し、[1]の検討結果も反映して行うこと。
 
 
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 1 レビューとは、事業の進捗に応じ得られた調査結果を用いて再予測を行い、アセス時の予測・評価、保全措置について事業者が検証を行う取り組み。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室
室  長:梶原 成元(内6231)
 審査官:東出 成記(内6232)
 TEL 03-3581-3351(代  表)
    03-5521-8237(夜間直通)