報道発表資料
生物多様性センターでは、日本の自然環境、生物多様性に関する情報を収集・管理・提供するためのシステムとして「生物多様性情報システム(Japan Integrated Biodiversity Information System:略称J-IBIS)」を平成10年より公開していますが、同システムを6月24日(月)にリニューアルします。
今回のリニューアルでは、閲覧・利用できるデータを拡充し、Web版地理情報システム(GIS)の機能拡張、基礎調査報告書の一部公開など、さらに利用価値と利便性を高めています。
具体的な利用例としては、環境教育の場においては自然環境の状況を容易に把握でき、総合学習などに利用しやすくなったこと、また、環境アセスメントにおいては具体的なデータを入手しやすくなったことなどが挙げられます。
国民の自然環境への関心が高まっている現在、そのニーズに応えるシステムとしてさらなる活用が期待されます。
今回のリニューアルでは、閲覧・利用できるデータを拡充し、Web版地理情報システム(GIS)の機能拡張、基礎調査報告書の一部公開など、さらに利用価値と利便性を高めています。
具体的な利用例としては、環境教育の場においては自然環境の状況を容易に把握でき、総合学習などに利用しやすくなったこと、また、環境アセスメントにおいては具体的なデータを入手しやすくなったことなどが挙げられます。
国民の自然環境への関心が高まっている現在、そのニーズに応えるシステムとしてさらなる活用が期待されます。
- 生物多様性情報システムとは
- 今回のリニューアルのポイント
生物多様性情報システムは、自然環境全般にわたり、基礎的資料の収集を目的として全国的なレベルでその現況や変化状況を把握する自然環境保全基礎調査(通称:緑の国勢調査)の結果などをホームページ上で公開しているもので、自然環境保全行政をはじめとして、環境アセスメント、環境教育、NGO活動など様々な分野で活用されており、ホームページのアクセス件数も毎月4,000件を超えています。
[1] | 自然環境保全基礎調査データベース検索システムの更新 |
・ | 全国の都道府県や市町村単位で、動植物分布などの自然環境保全基礎調査データの詳細な情報を検索・ダウンロードできるようになりました。 |
[2] | 自然環境保全基礎調査の電子化報告書を公開 |
・ | 自然環境保全基礎調査の植生調査、動植物分布調査、巨樹・巨木林調査等の電子化報告書を一部公開、ダウンロードできるようになりました。従来は件数等の数値データの提供が主でしたが、調査時の解析手法・結果等の提供が可能になります。 |
[3] | 「ガンカモ科鳥類の生息調査」「定点調査(シギ・チドリ類、コアジサシ)」データベース検索システムの公開 |
・ | 新たに上記2つの調査結果を集計したデータベースを公開しました。(本データベースについては7月末頃までに公開の予定) |
[4] | Web版地理情報システム(GIS)の機能拡張 |
・ | GISソフトを用いなくても、複数の基礎調査の結果を画面上で重ね合わせて表示することができるようになりました(図-1参照)。これにより、GISソフトの購入が困難な市民・中学校・高校等でも周辺環境の解析作業や、総合学習における利用が容易に行えるようになります。 |
* | J-IBISのホームページアドレス:http://www.biodic.go.jp/J-IBIS(従来の機能を含めた生物多様性情報システム(J-IBIS)の概要については、別紙をご参照ください。) |
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局生物多様性センター
センター長 :笹岡 達男
情報システム企画官:鵜野澤 茂
情報システム科長 :大塚 孝泰
電話 0555-72-6033