「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令（昭和４６年政令第３００号）の一部改正」に対する意見の募集について

1. 改正の趣旨
   
   　現在、し尿又は浄化槽汚泥（以下、「し尿等」という。）を処理したものについて、船舶から海洋に投入処分することができることになっているが、当該処理は海洋環境に負荷を与える可能性があり、「１９７２年の廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約の１９９６年の議定書」（９６年議定書）が発効した場合には、環境アセスメントの実施等必要な措置が求められる（現在は発効時期未定）。
   　一方、し尿等の陸上処理への移行に当たっては、個々の市町村が、[1]し尿処理施設の新設、[2]公共下水道終末処理施設の活用、[3]他市町村あるいは、既存廃棄物処理業者への委託など、地域の実情に応じた取組みが必要となるが、第８次廃棄物処理施設整備計画（平成８年１２月閣議決定、計画期間：平成８～１４年度）において、し尿等の海洋投入処分をなくし、陸上処理を進めることを目標としているところである。
   　また、し尿及び浄化槽に係る汚でいの海洋投入処分を行う処分業者については、当該一般廃棄物の海洋投入処分に対する規制の強化により、「下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業者等の合理化に関する特別措置法（昭和５０年法律第３１号）」に規定する合理化事業計画の対象となるとともに、処分船について陸上施設までの運搬船に活用することなどが可能と考えられるため、その円滑な事業転換が期待できる。
   　このような状況を踏まえ、一般廃棄物処理基準における海洋投入処分に係る基準について必要な改正を行う。
   　
2. 改正の内容
   
   　現在、船舶から海洋に投入処分することが可能とされている「浄化槽に係る汚泥又はし尿であって、硫酸第一鉄若しくは塩化第二鉄を０．１パーセント以上混入し、又は粉砕したもの」について、海洋投入処分を禁止する。
   　
3. 施行期日
   
   　公布から３年以内

［御意見募集要項］

1. 意見募集対象
   
   廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令（案）
    
2. 募集期間
   
   平成１３年６月１１日（月）～平成１３年６月２９日（金）必着
    
3. 提出方法
   
   [意見提出用紙]の様式により、以下に掲げるいずれかの方法で提出して下さい。

   （１）郵送：	下記［意見提出用紙］の様式に従って提出して下さい。
   （２）ファクシミリ：	［意見提出用紙］の様式に従って提出してください。
   （３）電子メール：	下記［意見提出用紙］の項目に従い、テキスト形式で提出して下さい。（添付ファイルによるご意見の提出はご遠慮願います。）
   なお、電話、ＦＡＸでのご意見はお受けしかねますので、あらかじめご了承下さい。

    

   ［意見提出用紙］ 宛先 ：環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課あて 氏名　（会社名／部署名）   ： 住所 　 ：〒 　 電話番号 ： 意見 ：＜該当箇所＞ 　＜意見内容＞

4. 意見提出先
   　
   • 郵送の場合
     〒100-8975　東京都千代田区霞が関1-2-2
     　環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課　あて
     　
   • 電子メールの場合
     電子メールアドレス：hairi-haitai@env.go.jp
   　

   ※	なお、いただいた記載内容については、住所、電話番号を除き全て公開される可能性があることをご承知おき下さい。

5. 資料の入手方法
   　
   • 環境省大臣官房政策評価広報課において資料配付
     　
   • インターネットによる閲覧
     　環境省ホームページ