報道発表資料
今般、環境省は、水質が良好で快適な水浴場を広く普及することを目的とし、全国88カ所の水浴場を、平成13年選定「日本の水浴場88選」として選定した。
都道府県から推薦のあった146水浴場について、「快適水浴場検討会」において、「水質、自然環境・景観」「環境への配慮・取組の評価」「安全性」「利便性」等の基準に照らして、特に優れた88カ所の水浴場を選定した。
選定水浴場は顕彰することとしており、認定書の交付式は、5月に実施する予定。
都道府県から推薦のあった146水浴場について、「快適水浴場検討会」において、「水質、自然環境・景観」「環境への配慮・取組の評価」「安全性」「利便性」等の基準に照らして、特に優れた88カ所の水浴場を選定した。
選定水浴場は顕彰することとしており、認定書の交付式は、5月に実施する予定。
1. | 平成13年選定 「日本の水浴場88選」経緯 | |
環境省は、平成10年、水質が良好で快適な水浴場を顕彰することにより、[1]国民の水とのふれあいを通じた水環境の保全に対する理解と協力の促進に資するとともに、[2]関係自治体等における、よりよい水浴場の実現への取組を支援することを目的として、「日本の水浴場55選」の選定、顕彰を行った。今般、選定基準を見直した上で新たに水浴場の選定を行った。 |
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2. | 平成13年選定「日本の水浴場88選」候補の推薦状況 | |
前年の遊泳人口がおおむね1万人以上(海水浴場)又は5千人以上(湖沼・河川の水浴場)である水浴場の中から、水質等について一定の要件を満たしているものについて都道府県から推薦。 40都道府県から146水浴場の推薦があった。 |
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3. | 選定方法及び選定に際しての評価事項 | |
(1) | 「快適水浴場検討会」(委員長:松尾友矩 東洋大学教授)において、146水浴場の中から優れた水浴場88カ所を選定。 |
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(2) | 同検討会における選定に際しての評価事項は、以下の[1]~[4]の4項目。 | |
[1] | 水質、自然環境・景観 | |
・ | 水質評価の適切な実施と水質の実績、水質の維持・向上のための施設整備と維持管 理への取組 | |
・ | 汀の長さ等、隣接する緑地及び遊歩道等の有無 | |
[2] | 環境への配慮・取組の評価 | |
・ | ゴミの回収及び清掃回数、シャワー・トイレ等の数 | |
・ | 環境保全活動の有無 | |
・ | 周辺環境の保全対策 | |
[3] | 安全性 | |
・ | 監視員、救護員の配置等、事故防止体制の有無 | |
・ | プレジャーボート、サーフィン等の活動領域との区分の有無 | |
・ | 水底地形の状況 | |
[4] | 利便性 | |
・ | シャワー・トイレ、飲食施設、駐車場施設、車椅子利用施設の有無及び宿泊施設の充足度 | |
・ | アクセスの容易性 |
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(3) | [1]~[4]及び推薦書類記載の「特徴」等を考慮し、検討会委員の討議により、総合的に評価を行う。 |
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4. | 選定の結果 | |
上記総合評価結果を受けて、別添のとおり、環境省として、「平成13年選定日本の水浴場88選」を選定することとした。 |
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5. | 今後の予定等 | |
(1) | 「平成13年選定日本の水浴場88選」の認定書の交付式を5月に実施する予定。 |
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(2) | 次回の選定は3年後に行う予定。 |
(参考)
「快適水浴場検討会」の構成 | ||
委員長 | 松尾友矩 | 東洋大学工学部教授 |
委 員 | 磯部雅彦 | 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 |
委 員 | 大久保友美 | サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン代表 |
委 員 | 金子邦親 | 日本ライフセービング協会前理事長 |
委 員 | 岸 ユキ | 女優 |
委 員 | 北野 大 | 淑徳大学国際コミュニケーション学部教授 |
委 員 | 中根 裕 | (財)日本交通公社観光計画室長 |
委 員 | 吉崎 清 | (社)大日本水産会専務理事 |
(委員は五十音順) |
添付資料
- 連絡先
- 環境省環境管理局水環境部企画課
課長 福井 雅輝(内線6610)
補佐 瀬川 恵子(内線6613)
環境省環境管理局水環境部水環境管理課
課長 仁井 正夫(内線6630)
補佐 横田 敏宏(内線6639)