報道発表資料
1.開催日・場所
平成13年2月27日(火)~28日(水)
京王プラザホテル (東京都新宿区)
2.参加者
(1) | アジア・太平洋地域各国からの参加者 12ヶ国(12名) バングラデシュ、カンボディア、中国、フィジー、インドネシア、カザフスタン、マレイシア、モンゴル、フィリピン、シンガポール、スリ・ランカ、タイ |
(2) | 関係国際機関等 7機関(12名) アジア開発銀行(ADB)、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、地球環境戦略研究機関(IGES)、南太平洋地域環境計画(SPREP)、国連地域開発センター(UNCRD)、国連環境計画(UNEP) |
(3) | 我が国からの参加者 10名 環境省、国立環境研究所、大学、民間研究所等 |
3.今回のワークショップのねらい
2002年の「持続可能な開発に関する世界サミット」に対するアジア太平洋地域からの重要な貢献の一つとして、エコアジア長期展望プロジェクト第2フェーズ報告書の提出が予定されているが、今回のワークショップでは、この報告書案について、各国政府や国際機関の代表者及び研究者による検討を行い、質の高い報告書の作成を目指したものである。
また、アジア太平洋地域の環境問題の解決のためには今後とも科学的な情報の提供と戦略的な環境政策案の提示が不可欠であることについて、参加者の共通認識を確認するとともに、今後の具体的な取組方向について議論することがこのワークショップのねらいである。
4.討議概要
加藤三郎議長(環境・文明研究所所長)の議事進行の下、以下の事項に関し活発な討議が行われた。討議の結果は議長サマリー案としてとりまとめられたが、参加者から今後提出される修正意見を受けて、最終的な文書とされることとなった。(議長サマリー案の要点別添)
(1) | 本プロジェクト進捗状況の報告 気候変動、都市環境など分野別の研究の進捗報告の他、アジア太平洋環境意識に関する研究の進捗報告、アジア太平洋地域の将来環境予測の検討状況、地域協力の現状分析と今後の可能性検討の報告が行われた。(エコアジア長期展望プロジェクト第2フェーズ報告書目次案別添) |
(2) | 第2フェーズの成果のまとめ方 2001年のエコ・アジアにおける最終報告に向けて、第2フェーズの成果のまとめ方などについて、意見交換が行われ、基本的な方向が確認されるとともに、2002年の「持続可能な開発に関する世界サミット」に対して効果的に成果を提示する重要性が確認された。 |
(3) | 第2フェーズ終了後の展開の方向 第2フェーズ終了後のフォローアップ活動についても議論が行われた。その結果、長期展望プロジェクトが求めてきた、政策決定者に対して持続可能な開発を達成するための政策形成に必要な科学的基礎を提供することの重要性が再認識され、第2フェーズに代わる新たなプロジェクト実施の必要性が確認された。 また、国際ワークショップは、発展的に解消し、新たな組織として、エコアジア(大臣会合)への政策提言案の提出、新プロジェクト(アジア太平洋環境イノベーション戦略)への指針提供などを行う方向で具体的な検討を行うことが確認された。 |
(4) | 有識者会議についての意見交換 昨年9月に北九州市で開催されたエコアジア2000で川口環境大臣が提唱し、各国大臣の賛同を得て、現在設置の準備を行っている「アジア太平洋環境開発有識者会議(仮称)」の討議事項などについて意見交換を行った。 |
5.参考
(1) |
エコアジア長期展望プロジェクトについて
第1フェーズの報告書は1997年3月にとりまとめられ、同年4月の国連持続可能な開発委員会(CSD)第5回会合及び同年6月の国連環境開発特別総会(UNGASS)において発表された。
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(2) |
国際ワークショップについて (参考)国際ワークショップの開催経緯(第1-6回は東京、第7回は神奈川県湘南国際村で開催) 第1回 1994年3月 第4回 1996年10月 第7回 2000年2月 第2回 1995年2月 第5回 1998年3月 第3回 1996年3月 第6回 1999年3月 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課
課 長 :寺田 達志(6710)
調 査 官 :星野 一昭(6720)
課長補佐 :島田 幸司(6721)