第8回エコアジア長期展望プロジェクト国際ワークショップ
議長サマリー案の要点


  1.  環境省の委託を受けて(財)地球環境戦略研究機構(IGES)が作成した長期展望プロジェクト第2フェーズ報告書案の内容について、概ね高い評価が与えられた。

  2.  参加者から出された意見を踏まえて、報告書案の修正を行い、10月に開催されるエコアジア2001に最終報告書が提出されることとなった。

  3.  長期展望プロジェクト第2フェーズの報告書は2002年の「持続可能な開発世界サミット」に対するエコアジアからの重要な貢献であることが確認され、効果的なプレゼンテーションを行う必要性が強調された。

  4.  持続可能な開発を達成するための政策形成に必要な科学的基礎をアジア太平洋地域の政策決定者に対して提供することの重要性が再認識され、2001年で終了する長期展望プロジェクトに代わる新たなプロジェクトの必要性が確認された。

  5.  長期展望プロジェクトの効果的な実施に果たしてきた国際ワークショップの役割が再確認され、長期展望プロジェクト終了に伴う国際ワークショップの廃止後も、エコアジアに対する政策提言案の提示や新プロジェクト(アジア太平洋環境イノベーション戦略)の実施への指針の提供などを目的とした新たなパネルを設けて活動を継続させる必要性が確認された。これを受けて、本年10月のエコアジア2001に具体的な提案を行うこととなった。

  6.  川口環境大臣が提案し、アジア太平洋地域各国の環境大臣の賛同を得て、現在設置準備中の有識者会議の討議事項などについて、各国から意見が出された。これらの意見を踏まえて、今後の準備作業が進められることとなった。