報道発表資料

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1999年06月09日

平成9年度及び平成10年度全国水生生物調査結果について

環境庁は、カゲロウ、サワガニ等の水生生物を調査することにより水質を判定する水生生物調査の平成9年度及び平成10年度の結果を取りまとめた。本調査は昭和59年度より一般市民の自主的な参加により行われ、平成9年度は約4万3千人、平成10年度は約5万3千人が参加した。本調査では、調査地点(平成9年度 3,987地点、平成10年度 4,459地点)において確認された生物により4区分の階級(きれいな水、少しよごれた水、きたない水、大変きたない水)に分類している。今回の調査結果によると、きれいな水と判定された地点が最も多く、平成9年度で全体の約67%、平成10年度で全体の約71%を占めた。
1.主 旨

 カゲロウ、サワガニ等河川に生息する水生生物は、水質汚濁等の影響を受けやすいところから、それらの水生生物を用いてその水域の水質を判定することができる。このような水質調査は、一般の人にも分かりやすいものであり、また高価な器具や化学分析のような特別の技術を要しないことから、誰でも参加できるという利点がある。さらに、調査を通じて身近な自然に接し、水質の状況を知ることにより環境問題への関心を高めるよい機会となる。
 このため、環境庁では、水生生物による水質判定のマニュアルとして「水生生物による水質の調査法・川の生き物から水質を調べよう」を作成し、全国の都道府県を通じて市民の参加を呼びかけ、昭和59年度から全国の河川において「水生生物調査」を実施している。
 水生生物調査は、小・中・高校生を始め、婦人会等一般市民の自主的な参加により行われており、参加者は平成10年度において約5万3千人(平成9年度約4万3千人)となり、調査開始からの延べ人数は約44万8千人となった。

2.調査の概要

  添付資料1参照。


3.調査結果の概要

  添付資料2参照。

添付資料

連絡先
環境庁水質保全局水質管理課
課長 一方井誠治(内線6630)
 補佐 中島  創  (内線6633)
 係長 仲道 貴士 (内線6633)

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