報道発表資料
- 水・土壌
平成26年度「コベネフィット型環境対策技術等の国際展開」事業に係る第1回日インドネシア専門家会合、第2回日インドネシア共同政策研究ワーキンググループ会合及び北スマトラ技術セミナーの開催について
本会合では、来年度以降の二国間協力事業の内容について協議を行います。二国間協力事業の内容は、本会合後も協議を重ね、今年度末までに二国間で覚書を締結する予定です。
1.背景
環境省では、インドネシア政府環境省との間で、日本モデル環境対策技術等の国際展開事業により、平成23年から産業排水対策分野で環境協力を進めています。同年12月には、政府間対話の場である「日インドネシア専門家会合」を開催し、この会合での協議内容も踏まえながら、北スマトラ州ランカット県にある粗パーム油工場の工場排水管理を対象として、コベネフィット型環境対策技術普及のモデル事業を実施してきました。
この事業を受け継いで、平成26年度からは、コベネフィット型環境対策技術等の国際展開事業を実施しています。
2. 「第1回日インドネシア専門家会合」の概要
インドネシア政府環境省と来年度以降の二国間協力事業内容について協議するため、平成26年11月17日(月)にジャカルタ市内で、「第1回日インドネシア専門家会合」を開催します。
本会合では、日本側の提案を基に協議を行います。その協議内容も踏まえ、第2回専門家会合(2015年1月頃を予定)において覚書案の確認を行い、第3回専門家会合(2015年3月頃を予定)に覚書を締結する予定です。
本会合の主な出席予定者は、以下のとおりです。
(インドネシア側)
ノエル・アディ・ワルドヨ 環境省 第7局 標準化技術課 課長
ハリ・ワヒュディ 環境省 第7局 環境管理センター長
(日本側)
中谷 育夫 環境省 水・大気環境局 総務課 環境管理技術室長
【 参 考 】
「第1回日インドネシア専門家会合」開催にあわせて、当該会合の下に設置した「日インドネシア共同政策研究ワーキンググループ会合」の第2回会合を開催するとともに、地方政府の環境担当行政官等を対象とした技術セミナーを開催します。
それぞれ概要は、以下のとおりです。
(1)日インドネシア共同政策研究ワーキンググループ会合(第2回)
平成26年11月18日(火) 於:メダン市内
- コベネフィット型環境対策技術等の国際展開事業によりモデル事業の対象となっている北スマトラ州ランカット県粗パーム油工場に設置した排水処理装置の現況について、モデル事業参加主体(インドネシア政府環境省、地方政府等)と共有するとともに、今年度のモデル事業の進め方について協議を行う。
(2)北スマトラ技術セミナー
平成26年11月20日(木) 於:メダン市内
- 日本側が派遣する専門家より、地方政府の環境担当行政官等を対象として、排水処理方法(特に嫌気性処理法)についてその基礎と応用を紹介する。また、環境管理のうえで重要な工場排水等のモニタリング手法について紹介する。
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局総務課環境管理技術室
直通:03-5521-8297
代表:03-3581-3351
室長:中谷 育夫(内線6550)
補佐:服部 和彦(内線6551)
担当:小林 一星(内線6574)