報道発表資料
環境庁、マレーシア政府及び国連アジア太平洋地域経済社会委員会(ESCAP)は、本年7月9日(日)から13日(木)にかけて、マレーシアペナン島で「第10回地球温暖化アジア太平洋地域セミナー」を開催する。
今回のセミナーでは、アジア太平洋地域諸国の行政官を中心に約60名を招き、京都メカニズム、特にクリーン開発メカニズム(CDM)の理解を深めるとともに、アジア太平洋地域の技術移転等の検討を行う。
セミナーの成果は、アジア太平洋地域における行動として支持されるよう、閣僚等を集めて行われるエコ・アジア2000(本年9月。於:北九州)に報告される予定である。
なお、これらの一連の活動は、アジア太平洋諸国の温暖化対策に係る理解と協力の促進を通じて、COP6の成功に資するものと期待している。
今回のセミナーでは、アジア太平洋地域諸国の行政官を中心に約60名を招き、京都メカニズム、特にクリーン開発メカニズム(CDM)の理解を深めるとともに、アジア太平洋地域の技術移転等の検討を行う。
セミナーの成果は、アジア太平洋地域における行動として支持されるよう、閣僚等を集めて行われるエコ・アジア2000(本年9月。於:北九州)に報告される予定である。
なお、これらの一連の活動は、アジア太平洋諸国の温暖化対策に係る理解と協力の促進を通じて、COP6の成功に資するものと期待している。
1.開催趣旨
アジア太平洋地域では、気候変動問題に対処するために、これまでに多大の努力がなされてきた。環境庁でも、各国と協力してこれまでに本セミナーを9回開催し、アジア太平洋地域における気候変動問題への認識の向上、経験の交流及び取組の強化を支援してきた。
今回のセミナーの目的は、域内諸国における気候変動問題に関する情報、経験及び意見の交換を行うとともに、域内における同問題への取組を促進することである。具体的には、
(1) | アジア太平洋地域の国々によるCDMプロジェクトの準備に資するよう、ベースラインやモニタリングなど、CDMの技術的課題に焦点を当て、京都メカニズムに関する議論及び意見交換を行う。 |
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(2) | アジア太平洋地域内の技術移転に関する経験の交流を行い、その改善に関する方策について議論を行う。技術移転に関するIPCC特別報告書や技術移転に関するアジア太平洋地域ワークショップ(フィリピンセブ島2000年1月開催)の成果も報告される。 |
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(3) | 気候変動に関する科学的知見、特に1)林業に関する特別報告、2)排出シナリオに関する特別報告、3)温室効果ガスインベントリーのグッドプラクティスと不確実性の対処に関する報告、を含むIPCCの最新の活動に関する情報交換を行う。 |
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(4) | 地域情報ネットワーク「APNET」(Asia-Pacific Network on Climate Change)の利用促進の方策を議論する。 |
2.日時・場所
平成12年7月9日(日)~13日(木) 5日間
マレーシア ペナン
3.実施主体
主 催: | 環境庁、マレーシア政府、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP) | |
協 力: | 気候変動枠組条約事務局(UNFCCC事務局) |
4.参加者
アジア太平洋地域諸国の専門家及び国際機関等の関係者約60名
参加国(予定): | オーストラリア、バングラデシュ、カナダ、中国、フィジー、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、キリバス、マレーシア、モルジブ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニュージーランド、パラウ、パキスタン、パプアニューギニア、フィリピン、韓国、サモア、スリランカ、タイ、ツバル、ウズベキスタン、米国、ベトナム |
国際機関等(予定): | 1.国連アジア太平洋地域経済社会委員会(ESCAP) 2.アジア開発銀行(ADB) 3.南太平洋地域環境計画(SPREP) 4.国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC事務局) 5.地球環境ファシリティ(GEF) 6.国連環境計画(UNEP/ROAP) 7.経済協力開発機構(OECD) 8.世界銀行 9.世界気象機関(WMO) |
(参考)過去の地球温暖化アジア太平洋地域セミナーの開催状況
第1回 名古屋市 | 1991年 1月 | |
第2回 バンコク(タイ) | 1993年 3月 | |
第3回 大阪市 | 1994年 3月 | |
第4回 バンコク(タイ) | 1995年 3月 | |
第5回 仙台市 | 1996年 1月 | |
第6回 スバ(フィジー) | 1996年11月 | |
第7回 山梨県富士吉田市 | 1997年 7月 | |
第8回 プーケット(タイ) | 1998年 6月 | |
第9回 彦根市 | 1999年 7月 |
添付資料
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課課 長 :竹本 和彦
温暖化国際対策推進室
室 長 :梶原 成元
課長補佐 :川上 一郎(内線6764)