「持続可能な島嶼社会の発展に関する専門家会議　～自然あふれる美ら島づくりをめざして～」の開催について

１．目的

　地球温暖化や生物多様性・生態系サービスの喪失、廃棄物処理等の問題については、島嶼国においては環境収容力が小さく、被害も顕著になるため、特有の取組が必要とされます。例えば、地域固有の環境資源でもあるサンゴ礁については、自然の防波堤として重要な防災・減災機能を提供しているにもかかわらず、海水温上昇による白化など地球温暖化の影響を大きく受け、その他の人為的要因とも相まって衰退の危機にさらされています。また、地球温暖化の直接・間接の影響により、そもそも国土の存続の危機にさらされるような島嶼国もあります。

　こうした認識の下、昨年６月に沖縄県で「地球温暖化防止とサンゴ礁保全に関する国際会議」を開催し、島嶼国の環境問題と対策の可能性について認識を共有するとともに、沖縄を拠点とした島嶼国との環境協力を一層推進することの必要性などを盛り込んだ議長サマリーが取りまとめられました。

　こうした昨年の国際会議の議論をさらに前進させ、島嶼国が共通に抱える課題や具体的な取組について、専門家による徹底した議論を通じ、今後の更なる研究への展開に役立てるとともに、再生可能エネルギーの導入や豊かな生態系の活用など島嶼国独自の持続可能な発展のあり方について世界に発信するために、専門家会議を開催します。

２．概要　

　　日時：6月29日（日）13：00～17：00、30日（月）9:30～15:00

　　場所：沖縄科学技術大学院大学（OIST）

　　主催：環境省、沖縄県

　　共催：沖縄科学技術大学院大学（OIST）、琉球大学

　　協賛：株式会社イーエーシー、イオン琉球株式会社、有限会社沖縄環境地域コンサルタント、株式会社沖縄環境分析センター、株式会社沖縄環境保全研究所、沖縄県衣類縫製品工業組合、一般財団法人沖縄県環境科学センター、一般社団法人沖縄県産業廃棄物協会、沖縄県生コンクリート工業組合、沖縄電力株式会社、オリオンビール株式会社、株式会社建設技術研究所、日本工営株式会社沖縄事務所、株式会社パスコ沖縄支店、琉球セメント株式会社　※五十音順

　　後援：ＮＨＫ沖縄放送局、株式会社エフエム沖縄、株式会社沖縄タイムス社、沖縄テレビ放送株式会社、宮古新報株式会社、株式会社宮古毎日新聞社、株式会社八重山日報社、株式会社八重山毎日新聞、株式会社ラジオ沖縄、琉球朝日放送株式会社、株式会社琉球新報社、琉球放送株式会社　※五十音順

３．プログラム

（１） 6月29日（日）13：00～17：00

○開会式（セミナールームB250）

　・主催者・共催者挨拶

　・基調講演（ラジェシュ・チャンドラ（南太平洋大学副学長／フィジー））

○分科会

　１）自然環境の保全（サンゴ礁の保全と地域振興）（セミナールームB250）

　２）気候変動の緩和（自立・分散型エネルギーの確保）（セミナールームC209）

　３）適正な廃棄物の処理（3Rの推進）（セミナールームC210）

（２） 6月30日（月）9:30～15:00

○分科会

　４）気候変動への適応（自然生態系を活用した防災・減災・適応）（セミナールームB250）　

　○サイドイベント（持続可能な開発のための教育（ESD）の取組

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～地域資源を守り活かすために～）（セミナールームB250）

○各分科会からの報告・総括・閉会（セミナールームB250）

４．参加申込みについて

6月29日及び30日ともに一般公開で行います。日・英の同時通訳が入ります。参加にあたっては、事前申込みが必要です。下記申込み先に必要事項をお送りください。ホームページには会議の詳細に係る情報等についても順次掲載する予定です。

○持続可能な島嶼社会の発展に関する専門家会議専用ホームページ

　　　https://www.env.go.jp/nature/biodic/ecdisso2014/index.html

　○申込要領

・E-mail又はFAXでお申込みください（電話でのお申込みはご遠慮ください）。

・お申込みの際には、表題に「持続可能な島嶼社会の発展に関する専門家会議参加申込み」と明記し、［１］氏名（日本語及びローマ字表記）、［２］所属、［３］住所、［４］電話番号、［５］メールアドレス又はFAX番号、［６］参加希望日程（29日のみ、30日のみ又は両日　※29日に分科会への参加を希望される場合は、分科会番号を含む。）、［７］交通手段（借り上げバス、空港リムジンバス、自家用車、徒歩・自転車）を記載願います（いずれか記載がない場合、受け付けできないことがあります）。なお、複数名のお申込みの場合も、お一人ずつお申込みください。

・申込締切は、平成26年6月23日（月）17時必着です。

・こちらからの返信を傍聴券といたしますので、当日必ずお持ちくださるようお願いいたします。（電子メールでお申込みいただいた方は、こちらからの返信を印刷のうえ御持参ください。）また、当日は身分証明書の提示をお願いします。

・借り上げバスについては、29日沖縄県庁10:45発OIST行き、OIST17:30発沖縄県庁行き、30日沖縄県庁7:00発OIST行き、OIST15:30発沖縄県庁行きが運行予定です。乗車可能人数に限りがありますので、御利用頂ける方についてはその旨を傍聴券に記載します。

・金属探知機及び荷物検査についてご協力を御願いすることがあります。また、傘及びペットボトル、刃物等についても持ち込みができない場合があります。

※報道関係者には別途後日御案内する予定です。