報道発表資料

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2014年05月30日
  • 自然環境

「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方(案)」に対する意見の募集について(パブリックコメント)

 平成25年度出水ツル分散化検討会において、「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方(案)」を取りまとめました。
 本基本的考え方案について、国民の皆様から広く御意見をお聞きするため、本日から8月29日(金)までの間、郵送、FAX及び電子メールにより、ご意見を募集(パブリックコメント)いたします。

1.背景

 ナベヅルにおいては世界の生息数の約9割、マナヅルにおいては約5割が日本に飛来しており、出水が世界最大の越冬地となっています。このことから、これらの種の適切な保全に取り組むことは我が国の責務となっています。出水では過去、個体数の増加に伴い農業被害が深刻となり、休遊地の確保や給餌、防除の対策等によってツルと農業の共存を図ってきました。しかし一方で、このことが一極集中を助長し、感染症の発生等による種の絶滅リスクにつながる恐れがあり、国際自然保護連合(IUCN)のツル類の保全活動の提言においても、一極集中による絶滅リスクの軽減のため、適切な越冬地の数の増加が求められているところです。

このため、国内でのナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等の必要性、取組の基本原則、配慮事項など、基本的な事項を示し、関係者の共通認識とし、今後の行動計画の作成・見直し、取組等の実施において参照するものとして、平成25年度出水ツル分散化検討会において、「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方(案)」を取りまとめました。

 

2.意見募集対象

 「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方(案)」

(別添資料参照)

 

3.意見募集期間

  平成26年5月30日(金)から平成26年8月29日(金)まで

 

4.意見の提出方法

 御意見のある方は、別紙「意見募集要項」に沿って郵送、FAX又は電子メールにて御提出願います。意見募集要項に沿っていない場合、無効となる場合がありますので御注意願います。

 なお、頂いた御意見に対する個別の回答はいたしかねますので、その旨御了承ください。

 

5.添付資料

 環境省ホームページの報道発表資料(下記URL)からダウンロードしてください。
 https://www.env.go.jp/press/index.html

・「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方(案)」

・(別紙)意見募集要項

 

<ご参考>

○これまでの出水ツル分散化検討会(ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する検討会)における議論の経緯については、

https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort7/index.html

をご参照ください。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
代表:03-3581-3351
 直通:03-5521-8285
鳥獣保護管理企画官:堀内 洋 (内線6475)
室長補佐     :山本 麻衣(内線6470)
鳥獣専門官    :根上 泰子(内線6676)
 

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