報道発表資料
今般、下記の22件の事業を採択しましたのでお知らせします。
1.事業の概要
地域の自然資源を守りながら持続的に活用するエコツーリズムは、元気な地域づくりを行う上で有効です。本事業では、エコツーリズムを推進に取り組む地域の協議会(以下「協議会」)がエコツーリズムに係るルールやプログラムづくりなどの活動を行うにあたり、その経費の一部を国が支援します(国費1/2以内)。協議会は、地域の多様な関係者で構成され、エコツーリズム推進法に基づくエコツーリズム推進全体構想の認定を受けている又は認定申請の考えがある市町村が含まれています。
2.採択事業
No |
管轄 |
協議会名称 |
計画概要 |
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1 |
釧路自然環境事務所 |
てしかがえこまち推進協議会 |
阿寒国立公園の『摩周湖』をはじめ、貴重な自然環境を後世に残すため、保全活動が継続してできるよう、地域経済の活性化と、必要な経費を地域経済の循環により捻出する『てしかがスタイルのエコツーリズム』の仕組みを検討しエコツーリズム推進全体構想認定に向けた取組みに注力する。 |
2 |
東北地方環境事務所 |
長井ダム水源地域ビジョン推進会議 |
磐梯朝日国立公園の朝日連峰南部を構成し、豊かな自然環境に恵まれている長井市の地域資源を活用し、地域活性化を図ることを目標としている。エコツーリズム推進全体構想の作成に取組みつつ、多様なフットパスコースを活用したプログラムや、特製弁当の開発等を行う。 |
3 |
関東地方環境事務所 |
伊豆半島ジオパーク推進協議会 |
富士箱根伊豆国立公園に位置する伊豆半島の地質資源とそれに関連する自然観光資源を保全し、持続可能な形で活用する取組を実施している。エコツーリズム推進全体構想作成も視野に、世界ジオパーク加盟に向け、外国人客を含めた来訪客へのPRに力を入れていく。 |
4 |
飯能市エコツーリズム推進協議会 |
飯能市エコツーリズムを永続的な取組としていくため、平成21年度に認定されたエコツーリズム推進全体構想の見直しとロードマップの作成を行い、構想に基づく飯能の魅力を活かしたエコツアーの企画、提供、エコツーリズムの担い手の支援に取り組む。 |
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5 |
湯之谷温泉郷・尾瀬ルート活性化委員会 |
湖上遊覧等を含む多様な交通手段の利用が可能な「魚沼市から行く尾瀬」ルートの魅力を活用したエコツーリズムを推進し、地域の活性化を図るため、エコツーリズム推進全体構想作成をすすめ、多様な主体が連携した受け入れ体制づくり等に取り組む。 |
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6 |
銚子ジオパーク推進協議会 |
教育・普及、保全・管理、地域振興を3つの柱に活動を実施しており、ガイドの育成、情報発信の強化、自然観光資源であるジオサイトの保全管理に関する方針づくり、エコツーリズムを通じた地域振興に取組む。 |
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7 |
長野自然環境事務所 |
谷川岳エコツーリズム推進協議会 |
平成24年度に認定されたエコツーリズム推進全体構想に基づき、ツアーガイドの育成、認定ガイド制度の確立、エリア内におけるトイレの問題に対する取組、自然環境のモニタリング調査、効果的な広報活動など、幅広い視点でエコツーリズムの更なる推進に取り組む。 |
8 |
上市町エコツーリズム推進準備委員会 |
地域の伝統文化の紹介や自然の体験学習等を定期的に開催し、地域へのエコツーリズムの理念の普及や啓発活動、生物多様性に対する理解の促進を積極的に行っている。エコツーリズム推進全体構想作成に向け、先進地との連携構築、エリア設定及び調査を行う。 |
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9 |
長野自然環境事務所 |
上高地ネイチャーガイド協議会 |
中部山岳国立公園上高地地域においてエコツーリズムを推進するため、地域と有識者の一層の連携、ガイド育成制度の構築、推進体制の強化が課題となっている。外来植物の除去活動など既存の取組を強化するとともに、上記課題に取り組む。 |
10 |
長野県志賀高原自然保護センター運営協議会 |
上信越高原国立公園の志賀高原へ訪れる人々に自然との共生や自然保護について理解を深めていただくため、エコツーリズム推進全体構想の作成に取り組みつつ、ガイド育成、特定外来駆除による在来種保護活動、自然保護センター内の展示物の修繕を行う。 |
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11 |
近畿地方環境事務所 |
北摂里山博物館運営協議会 |
生物多様性の宝庫である北摂里山の持続的な保全・活動を図るため、市民における北摂里山の認知度を高めるとともに、60余りの同地域における里山保全活動団体の連携を強化し里山保全に関する地域全体の技術的な向上を図る。 |
12 |
南紀熊野ジオパーク推進協議会 |
南紀熊野において、自然観光資源を調査、研究、保全し、その存在について普及啓発するとともに、これらを教育や観光振興に活用するため、環境整備を行うなど、地域の活性化を目指した活動を行う。また、日本ジオパーク認定へ向けて調査研究や情報収集等に取り組む。 |
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13 |
コウノトリ生息地保全協議会 |
これまで地域で行ってきた湿地づくりや環境教育等の生息地保全活動を活かし、交流人口の拡大等を目指してエコツーリズムに新たに取り組む。地域の自然観光資源の調査、普及啓発、プログラムづくりの他、ガイドの育成に取り組む。 |
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14 |
中国四国地方環境事務所 |
せんの森プロジェクト運営委員会 |
山村の自然を活用したエコツーリズムで地域活性化を行うため、渓流とブナ等の自然美しい内子町小田深山をフィールドとして活動を行っている。ガイドの育成、自然環境調査、集客調査、学習会及び情報発信等に取組む。 |
15 |
中国四国地方環境事務所 |
瀬戸内ツーリズム推進協議会 |
瀬戸内海国立公園の豊かな自然環境資源と歴史文化資源を長期的に保護し活用するためのエコツーリズムに取組む。一過性では終わらない継続性・交流性・集客性を考慮した事業の展開を図る。 |
16 |
智頭町森林セラピー推進協議会 |
鳥取県智頭町は県南東部に位置し、江戸時代から続く林業の町であり、樹齢300年を超える杉の山林も残っている。癒し効果を利用する「森林セラピー」を用いたエコツーリズムの展開のため、モニターツアー、ガイドの育成などに取り組む。 |
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17 |
大山山麓・日野川流域観光推進協議会 |
「住まうように旅する・とっとりスタイルエコツーリズム」を、地域に浸透・定着させ地域活性化へと結びつけるため、推進体制を整備・強化し、エコツアー商品の企画・造成、情報発信、人材育成に重点的に取り組む。 |
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18 |
愛媛県石鎚山系エコツーリズム推進協議会 |
西日本最高峰の石鎚山を中心とした地域でエコツーリズムの推進に取り組んでいる。ガイドの育成の強化や、県外へのプロモーション等を複合的に展開する。 |
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19 |
隠岐ジオパーク推進協議会 |
2013年に世界ジオパークの認定を受けた隠岐地域の地域振興と観光振興を目的として、地域資源の発掘と活用方法の検討、教育機関と連携した小中学校における人材育成等に取り組んでおり、さらに島根県内からの誘客を目指した活動を行う。 |
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20 |
九州地方環境事務所 |
阿蘇ジオパーク推進協議会 |
阿蘇くじゅう国立公園の人と自然の相互作用で出来上がってきた草原や火山など様々な自然と文化を持つ地域。地質、水系等科学的調査の実施や、国立公園とジオパークの取組の普及活動等、地域主体の活動促進を図り、27年度中にエコツーリズム推進全体構想の作成を目指す。 |
21 |
浮羽まるごと博物館協議会 |
伝統的建造物群等、魅力ある地域資源が豊富に残存しているうきは地域。地域住民による地域資源の見直しや地区外の市民との交流活動を通して地域が活性化することを目指している。情報配信等とともに、エコツーリズム推進全体構想作成を目指した取り組みを行う。 |
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22 |
串間エコツーリズム推進準備会 |
串間は、日南海岸国定公園に指定された海岸線や、国指定天然記念物の野生馬『岬馬』が生息する都井岬島等、自然観光資源の宝庫。エコツーリズム推進全体構想の作成に取り組みつつ、自然観光資源の把握、保護活用に向けたルール作り等を行う。 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局総務課自然ふれあい推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8271
室長 中尾 文子 (内線6641)
専門官 小倉 茂 (内線6643)
担当 深津 加奈絵(内線6645)
宮本 利邦 (内線6647)