報道発表資料

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2013年11月05日
  • 総合政策

平成25年度環境技術実証事業 中小水力発電技術分野における 実証試験対象技術の募集について(お知らせ)

 中小水力発電は、今後の導入可能性が大きい再生可能エネルギーである一方、近年発電機等の製造に多種多様な企業等が参入してきており、その性能について、客観的な観点から実証等を行うことが課題となっています。
 このことから、環境技術実証事業では、本年度より中小水力発電技術を対象技術分野として実証を開始します。つきましては、一般社団法人小水力開発支援協会を本技術分野の実証機関に選定し、平成25年11月5日から11月15日まで、本年度の実証試験対象技術を募集します。

1.背景・経緯

 環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術を実証する手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及促進と、環境保全と環境産業の発展を目的とするものです。
 中小水力発電技術については、かつては大手メーカーのみが製造していましたが、近年地域レベルの中小企業等が製造するケースが増えているため、その性能について、客観的な観点で実証等を行うことが課題となっています。
 このため、平成25年度より対象技術分野として「中小水力発電技術分野」を追加し、一般社団法人小水力開発支援協会を実証機関に選定したところです。
 つきましては、平成25年11月5日から11月15日まで、中小水力発電技術分野における実証試験対象技術を募集します。

2.実証試験の対象技術等

(1)募集する実証対象技術

 本実証試験で対象とする技術としては、おおむね出力100kW未満の以下のようなものを想定しています。

想定される技術 技術の概要
開放型水車 上掛け、下掛け、らせん式、流水式など開水路に設置されるもの
水力学的分類の水車 衝動水車、反動水車、クロスフロー水車など水圧管・ケーシング・ハウジング内に水車が設置されるもの
その他 目的に合致する技術は幅広く対象とする

(2)実証試験手数料

 当分野における実証は、国負担体制で実施いたします。対象技術の環境保全効果の測定等、試験に係る費用は環境省の負担となります。ただし、実証対象製品の運搬、施工、撤去等については、実証申請者に費用を負担していただくこととなります。

(3)実証試験実施場所

 実機が運転している現地(日本国内)とします。

3.申請者の要件

対象となる技術を有する民間企業であること。
「中小水力発電技術実証試験要領」(平成25年11月1日 環境省 総合環境政策局)(以下「実証試験要領」という。)で定められた事項を遵守できること。なお、実証試験要領は、本報道発表に添付しています。

4.対象技術の申請及び選定について

(1)申請方法

 下述の申請時に必要な書類等を御記入・御用意いただき、同協会指定の申請方法に従い、郵送により「7.提出先」まで提出してください。

<申請時に必要な書類等>

[1]
実証申請書および添付資料 各1部(正本1部、写し1部)
[2]
電子ファイル(実証申請書及び添付資料)をCD-Rなどにコピーしたもの1部
実証申請書
実証申請書様式(ワード形式)は、一般社団法人小水力開発支援協会のウェブサイト(http://www.jasha.jp/)よりダウンロードして下さい。
添付資料(様式自由)
実証対象製品の取扱説明書、技術仕様書、各種性能試験結果(実証項目に関連したもの)、パンフレットなどを必要に応じて追加してください。

(2)申請の締切り

 平成25年11月15日17時必着(郵送に限ります)
※ 封筒の表書きに「環境技術実証事業技術応募申請書類」と朱書きしてください。

(3) 書類選考及び選定等について

 申請様式にて申請していただいた後、書類選考及び実証機関が設置する技術実証検討会等での意見を踏まえ、総合的に判断した上で、対象となる技術を選定します。
 なお、対象技術の選定は、「平成25年度環境技術実証事業実施要領」に基づく形式的要件、実証可能性及び環境保全効果等の観点のほか、実証試験要領に基づく実証対象製品の事前確認、実証方法に関する審査の観点を勘案して行います。
 実証事業実施要領は以下の環境省ウェブサイトを参照してください。
 (https://www.env.go.jp/policy/etv/pdf/intro/yoryo_h25.pdf
 また、選定結果につきましては申請者に個別に通知するとともに、採用技術については公表することとしておりますが、選定経過については非公開とさせていただき、御質問等にはお答えいたしかねることを御理解ください。

5.平成25年度のスケジュール(予定)

平成25年度のスケジュール(予定)

実証試験結果の如何にかかわらず、実証試験の終了後には実証試験結果報告書を作成し、環境省のウェブサイトを通じて公表される予定です。

6.その他

特許に関する調整事項がある場合は事前に調整をお済ませください。
特許等の関係で公開できない情報等につきましては別途協議させていただきます。
環境技術実証事業は、対象技術の性能を客観的に試験し、その結果を公表するものであり、その技術について認証や認定を行うものではありません。事業の詳細は、以下の環境省ウェブサイトをご覧ください。 (https://www.env.go.jp/policy/etv/ )

7.問い合わせ先及び申請書提出先

平成25年度 環境技術実証事業 中小水力発電技術分野 実証機関
一般社団法人小水力開発支援協会 担当:松尾壽裕
電子メール:info@jasha.jp
住所:〒102-0074 東京都豊島区南大塚1-31-17 マイスターSY 202
電話:03-6310-2122 FAX:03-5940-2374

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局総務課環境研究技術室
直通:03-5521-8239
代表:03-3581-3351
室長:吉川 和身 (内線6241)
担当:宮下 康彦 (内線6243)
担当:嶋田 章  (内線6244)

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