報道発表資料

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2000年04月11日

マングース駆除モデル調査の結果概要について

環境庁では、平成8~11年度の4年間、鹿児島県の奄美大島において、マングース駆除モデル調査(島しょ地域の移入種駆除・制御モデル事業)を実施したところであり、今般、その調査結果が別添のとおりまとまったのでお知らせします。

本調査で得られた、奄美大島のマングースに関する主な知見
(生態特性)
 

奄美大島のマングースはジャワマングースという種類であり、奄美に生息する希少種を実際に捕食していることが確認された。
(生息分布)

奄美大島のマングースは、二十数年前の移入以来、名瀬市、大和村、住用村を中心として島内全域に分布を拡大していることが確認された。
(推定生息数)

マングースの生息数は、5,000~10,000頭前後と推定された。この生息数の推定によって、本格的駆除事業を行うことにより撲滅が可能であることが示されたが、そのためには、1年当たり数千頭の駆除の実施が必要とされた。

 

環境庁では、本調査結果を踏まえ、平成12年度から奄美大島においてマングースの本格的駆除事業を開始する予定であり、現在、駆除体制や方法等について、鹿児島県や地元市町村等を交え具体的に検討中。

添付資料

連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課 長 :森 康二郎(6460)
 担 当 :植田・樋口(6465)