報道発表資料

この記事を印刷
2012年08月28日
  • 自然環境

第5回世界自然保護会議の開催について(お知らせ)

 国際自然保護連合(IUCN)主催の第5回世界自然保護会議(WCC5)が9月6日(木)から15日(土)までの10日間、済州島(韓国)で開催されます。
 同会議は、IUCN(国際自然保護連合)の4年に1度の会員総会と、それに併せて行われる「世界自然保護フォーラム」で構成されます。

1.第5回世界自然保護会議の概要

 IUCN(国際自然保護連合;International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)の4年に1度の会員総会と、それに併せて行われる「世界自然保護フォーラム」で構成される。全体テーマは「Nature+(ネイチャープラス)」。本テーマは、自然が私たちの生活のあらゆる側面とつながっているという自然本来の重要性と、自然と人が変化に素早く適応するための方法である自然のレジリエンス(回復力)の向上について表現したもの。

(1)期日
平成24年9月6日(木)~15日(土)
(2)場所
済州国際コンベンション・センター(韓国)
(3)参加者
IUCNを構成する会員及び科学者等世界各国から8,000人以上が参加する見込み。我が国からは外務省、環境省、水産庁、国際自然保護連合日本委員会等NGO等から40人以上が参加予定。
(4)プログラム
9月6日
開会式
9月7日~11日
会員総会及び世界自然保護フォーラム
9月12日~15日
会員総会
会員総会では、IUCN活動計画2013-2016等の決定、役員選挙、動議の採択等が行われる。また、世界自然保護フォーラムでは、 450以上のワークショップ、イベント等が開催される。

2.環境省関連のサイドイベント

 環境省は、世界自然保護フォーラムにおいて、以下のワークショップ及び展示を主催又は共催します。

(1)ワークショップ「地域、国家、地方レベルにおけるAP-BONの推進と設立に向けた主戦略の策定のための国際ワークショップ」

○開催日時
9月8日(土)17:00~18:30
○主催
環境省、韓国生態学会、韓国環境省他

(2)ワークショップ「自然を生かした回復力の向上:生態系回復の科学と慣習の政策への反映」

○開催日時
9月10日(月)11:00~13:00
○主催
IUCN国際水プログラム、環境省、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ事務局、生態系修復協会
○共催
コンサベーション・インターナショナル、ビクトリア国立公園

(3)ワークショップ「国際的な保全目標の文脈におけるアジア太平洋地域の持続可能な海洋・沿岸資源管理」

○開催日時
9月10日(月)14:30~16:30
○主催
国連大学高等研究所
○共催
環境省、バードライフ・インターナショナル、上智大学他

(4)アジア自然公園会議及び三陸復興国立公園に関するブース展示

○開催日時
9月7日(金)~9月15日(土)
○主催
環境省

3.IUCNの概要

 IUCNは、1948年に設立された国家、政府機関、非政府機関で構成された世界最大の国際的な自然保護機関。本部はスイスのグラン。
 現在、160以上の国々から、国家会員91団体、政府機関会員123団体、非政府機関等1,010団体が会員となり(2012年7月現在)、約10000人の科学者、専門家とともに世界規模での協力関係を築き、"自然を尊び、保全する公平な世界"を目指す。
 環境省は1978年に政府機関会員として加盟。日本では、外務省が1995年に国家会員として加盟しているほか、日本自然保護協会・日本動物園水族館協会・WWFジャパン・日本野鳥の会等、21のNGO団体が加盟。

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
代表:03-3581-3351
 直通:03-5521-8274
 室長  奥田 直久 (内6480)
 企画官 中尾 文子 (内6488)
 担当  森 有希   (内6978)