カーボン・ニュートラル認証試行事業の結果について（お知らせ）

環境省では、昨年度、従来のカーボン・オフセットの取組をさらに進めた、排出量の全量をオフセットする「カーボン・ニュートラル」の取組を認証する「カーボン・ニュートラル認証制度」を創設し、平成23年度に、認証取得を目指す事業者を支援するための試行事業を実施しました。
今般、試行事業に採択された事業者の審査結果がまとまり、それぞれの申請区分に応じた計画登録・認証を全事業者が取得しましたので、公表します。
なお、平成24年度は、「カーボン・ニュートラル認証モデル事業」として、支援事業を実施しておりますので、合わせてお知らせします。

　本試行事業の公募期間(平成23年9月8日～同年10月14日)内に応募のあった案件について、有識者からなる審査会を設け、同審査会の助言も踏まえ審査を行った結果、以下の4件の案件が採択されました。

　採択されたすべての案件について、平成24年2月24日及び同年3月23日に開催されたカーボン・ニュートラル認証委員会で審査が行われ、それぞれの申請区分に応じた計画登録・認証を取得しています。それぞれの案件概要については、資料1～資料4をご参照ください。

申請者名(申請区分)　※五十音順	試行事業採択時の事業概要
佐川急便株式会社 (計画登録)	東京・京都・博多地区のサービスセンターをモデルとし、トラック等の配送車両の使用抑制による削減努力を行った上で、残りの排出量をJ-VER等でカーボン・ニュートラル化するもの。
日本興亜損害保険株式会社 (計画登録)	オフィスのエネルギー使用だけでなく、紙の利用や保険証券発送等の物流、社員の移動（通勤、出張、赴任等）、廃棄物処理等を対象に、2012年度に2006年度比で自助努力による20%以上のCO2削減を行い、削減が困難な残りの排出量を2013年度までにカーボン・ニュートラル化するもの。
富士レビオ株式会社 (計画登録)	環境省のJVETSや東京都環境保護条例等、八王子事業所で行ってきた継続的な排出削減努力を実施してきた取組の集大成として、当該事業所をカーボン・ニュートラル化するもの。
株式会社リサイクルワン (認証・計画登録)	スコープ3(その他間接排出量)を含めた自社の事業活動に伴うCO2排出量をCERとJ-VERを用いてカーボン・ニュートラル化するもの。本試行事業を通じてカーボン・ニュートラル認証取得と計画登録の両方を目指す。

資料1　佐川急便株式会社　計画登録案件概要
資料2　日本興亜損害保険株式会社　計画登録案件概要
資料3　富士レビオ株式会社　計画登録案件概要
資料4　株式会社リサイクルワン　認証案件概要

　今年度も適切なカーボン・ニュートラルの取組を効果的に普及促進するため、カーボン・ニュートラル認証取得を目指す事業者を支援するためのモデル事業を、下記の日程で募集しています。

　第1次公募　平成24年5月10日（木）～平成24年6月29日（金）17:00まで

　支援内容や応募方法、応募書類など、本事業に関する詳細は、平成24年5月10日付けプレスリリースに掲載しておりますので、下記URLからご参照ください。

【参照先】　: https://www.env.go.jp/press/15208.html
「平成24年度カーボン・ニュートラル認証モデル事業の募集開始について（お知らせ）」

　カーボン・ニュートラル及びカーボン・オフセットに関する関連情報については、以下のホームページに掲載しています。

添付資料

連絡先: 環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表：03-3581-3351　直通：03-5521-8246　
　　　　　室長　　　：上田　康治(内線6737)
　　　　　室長補佐：三好　一樹(内線6785)
　　　　　担当　　　：下山　　然(内線6769)