報道発表資料
環境省では、この度、PRTR制度(化学物質排出移動量届出制度:Pollutant Release and Transfer Register)を広く一般の方向けに分かりやすく解説した「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック 化学物質による環境リスクを減らすために~平成22年度集計結果から~」を作成するとともに、環境省ホームページに公表しました。
本ガイドブックは、5つの章(「暮らしの中の化学物質」「PRTR制度とは」「PRTRデータ」「化学物質による環境リスクの低減のために」「もっと知りたい時には」)から構成されており、PRTR制度やPRTRデータの解説に加え、化学物質による環境リスク低減のためのリスクコミュニケーションやPRTRデータの活用事例について記載しています。
御希望の方には本ガイドブックの冊子を無料(送料は自己負担)でお送りいたします。
1.背景
平成11年7月に公布された「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(化管法)に基づき、PRTR制度(化学物質排出移動量届出制度)が導入されています。
PRTR制度により、人の健康や生態系に有害なおそれがある特定の化学物質について、事業者は環境への排出量や廃棄物に含まれての移動量のデータ(PRTRデータ)の届出を行い、国はその集計結果及び推計を行った届出対象外の排出量の集計結果を公表することとなっています。また、事業者から届け出られた個別事業所ごとの情報についても、ホームページ上で公表しています。
本年3月13日には、第10回目となる平成22年度のPRTRデータの集計結果を公表いたしました。平成22年度から届出対象物質の見直し(354物質に代えて462物質を指定)及び医療業の対象業種への追加がなされており、今回の取りまとめ集計結果には、これらが反映されています。
このようなPRTRデータを広く一般の方にも御理解・御活用いただけるよう、PRTRデータについて分かりやすく解説したガイドブック「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック 化学物質による環境リスクを減らすために~平成22年度集計結果から~」を作成いたしました。
2.市民ガイドブックの概要
市民ガイドブックは、PRTR制度によって入手できるようになった化学物質の排出量・移動量の情報をきっかけにして、一人一人の関心に応じて、化学物質に関する理解を深めていただくためのものです。
このガイドブックは、5つの章から構成されており、PRTR制度の概要、平成22年度PRTRデータの集計結果やPRTRデータの閲覧・入手方法に加え、化学物質による環境リスク低減のためのリスクコミュニケーション、PRTRデータの活用事例、PRTRデータ地図上表示システムの使い方などについても記載しています。
3.市民ガイドブックの入手方法
- (1)電子情報(PDFファイル)の入手
- https://www.env.go.jp/chemi/prtr/archive/guidebook.htmlからダウンロードができます。
- (2)冊子の入手
- 希望される方には無料でお送りします(送料は実費を自己負担)。冊子を御希望の方は、[1]お名前と送付先住所(郵便番号含む)、希望部数を記載した紙及び[2]必要となる郵送費に相当する切手(下の「切手代(ゆうメール)」参照)を同封して、以下の資料請求先までお送りください。
なお、市民ガイドブックは、各都道府県・政令指定都市等のPRTR担当課室においても入手可能となる予定です(6月以降の見込)。
留意事項
- [1]の紙には、お名前と送付先住所(郵便番号含む)、「PRTR市民ガイドブック○○部希望」を記載した紙(たて8cm×よこ10cm程度)を必ず同封してください。お送りいただいた紙は、市民ガイドブックを郵送する際に封筒に貼り付けるのに用います。
- 御希望部数に応じた金額分の切手を必ず同封してください。
<切手代(ゆうメール)>- 1冊
- 290円分
- 2冊
- 340円分
- 3~5冊
- 450円分
- 6~7冊
- 590円分
資料請求先
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
環境省環境保健部環境安全課 PRTR市民ガイドブック担当
(TEL:03-3581-3351(内線6358) 電子メールehs@env.go.jp)
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
代表番号:03-3581-3351
直通 :03-5521-8260
課長 :早水 輝好(6350)
補佐 :水谷 好洋(6356)
係長 :森谷 直子(6356)
担当 :荒井 俊彦(6360)