報道発表資料

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2012年02月14日
  • 自然環境

アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送の結果について(お知らせ)

 小笠原群島聟(むこ)島(じま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、本日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から聟島まで、ヒナ15羽を移送しましたので、お知らせいたします。
 本日早朝に、鳥島において移送するヒナ15羽を捕獲。研究員が1羽ずつ移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、ヘリコプターに搭載しました。
 ヒナを載せたヘリコプターは、13時20分頃に鳥島を離陸、14時41分頃聟島に到着しました(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。
 その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで徒歩30分ほどの距離を運び、予定していた地点において、15羽全てを無事解放しました。
 これから、ヒナが巣立つ5月下旬頃まで、(財)山階鳥類研究所の研究員が聟島に滞在し、人工飼育を行う予定です。

※ この事業は、(財)山階鳥類研究所が、環境省、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て実施しているもので、今年度が5か年目(最終)となります。

本日の経過

8 : 20
ヒナ移送用ヘリコプター 八丈島 発(途中青ヶ島で給油)
9 : 51
ヒナ移送用ヘリコプター 鳥島 着
13 : 20
鳥島で捕獲したヒナ15羽を載せたヘリコプターが鳥島を離陸
14 : 41
          〃                   聟島に到着
16 : 20
解放ポイントにおいて、ヒナ15羽を無事解放
聟島 小笠原諸島

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
(代表)  : 03-3581-3351)
(直通)  : 03-5521-8283)
課長    : 亀澤 玲治 (6460)
課長補佐  : 堀内 洋 (6475)
係長    : 浪花 伸和 (6469)

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