報道発表資料

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2011年11月17日
  • 再生循環

持続可能な資源管理に関する公開セミナー「持続可能な資源管理~UNEP資源パネルにおける金属資源循環などに関する最新調査研究報告」の開催について(お知らせ)

 環境省では、平成23年12月14日(水)に、資源の持続可能な管理の重要性と目指すべき方向についての国際的な研究成果を報告する公開セミナー「持続可能な資源管理~UNEP資源パネルにおける金属資源循環などに関する最新調査研究報告」を(財)地球環境戦略研究機関(IGES)と共同で開催しますので、参加者を募集いたします。

1.開催の目的

 近年、アジアをはじめとする各国の経済成長と人口増加に伴い、世界的に資源の利用量が増大しています。また、資源需要の増大に伴い、天然資源の枯渇及び供給の確保等の課題や、使用に際した環境影響が懸念されています。資源の適切な管理・利用は、廃棄物の発生量や温室効果ガスの削減にも、大きく貢献するものです。
 このような状況を踏まえ、環境省は、循環型社会の構築に向けて、3Rを推進しており、国際機関と連携しつつ、資源生産性(※1)の向上や資源利用に伴う環境影響の低減に向けた取組を積極的に進めています。
 こうした取組を進める上で、循環型社会の構築に当たって、資源の持続可能な利用と環境影響に関する信頼できる科学的評価が不可欠です。
 国連環境計画(UNEP)による「持続可能な資源管理に関する国際パネル(UNEP資源パネル)(※2)」は、天然資源の持続可能な利用、特にライフサイクルにわたる環境影響に関する信頼できる科学的評価の提供とその解決策に関する理解の増進を目的として平成19年に設立された資源分野の著名な科学者及び専門家による独立したパネルで、持続可能な社会と資源管理のあり方を世界レベルで科学的に検討する場として、国際的に重要な位置づけとなっています。
 本セミナーでは、同パネルにおける最新の議論や報告書の内容を紹介するとともに、金属リサイクル、マテリアルフロー、経済分析等の専門家及び環境省担当官から、資源の持続可能な管理に関する最新の研究・調査結果及び政策について報告を行います。

(※1)
資源生産性=GDP/天然資源等投入量。産業や人々の生活がいかに物を有効に使っているか(より少ない資源でどれだけ大きな豊かさを生み出しているか)を総合的に表す指標
(※2)
UNEP資源パネルについては、以下、環境省ホームページをご参照ください。
https://www.env.go.jp/recycle/circul/unep.html

2.開催の概要

名称:
持続可能な資源管理に関する公開セミナー「持続可能な資源管理~UNEP資源パネルにおける金属資源循環などに関する最新調査研究報告」
主催:
環境省・財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
日時:
2011年12月14日(水) 13:30~17:10(13:00受付開始)
場所:
富国生命ビル28階大会議室(東京都千代田区内幸町2-2-2)
http://www.fbsyoutenkai.jp/syotenkai/access.html
参加費:
無料
定員:
130名(先着順)
使用言語:
日本語

プログラム(予定)

13:30~
開会挨拶

中尾 豊 環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室長

13:35~
基調講演
「資源の持続可能な管理と効率的利用に関する国際的動向
-UNEP資源パネルを中心に-」
森口 祐一 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授/UNEP資源パネルメンバー
14:10~
専門家講演
「天然金属資源の賦存量と循環資源のポテンシャル評価
-社会システム的側面と工学的側面-」
村上 進亮 東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻准教授
14:45~(途中15:20~15:30 休憩)
一般講演
「持続可能な資源管理に向けた日本政府の取組」
木村 正伸 環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室室長補佐
「天然資源消費抑制政策の影響評価-グローバル・グリーン経済への挑戦」
小嶋 公史 IGES経済と環境グループディレクター
「効率追求を超えて-資源効率:アジア太平洋地域の経済と展望
(UNEP REEO レポート)-」
堀田 康彦 IGES持続可能な消費と生産グループ 副ディレクター
「アジアでの持続可能な資源管理政策と資源生産性等評価指標の適用
-政策実施に向けた潜在的動機と能力開発-」
粟生木 千佳 IGES持続可能な消費と生産グループ研究員
16:55~
全体質疑
17:10
閉会挨拶

藤原 聖也 IGES統括研究プログラム・マネージャー

講演内容・発表者等は都合により変更される場合があります。

3.参加申込

 参加を希望される方は、2011年12月6日(火)までに、オンライン又はFAXにてお申し込みをお願いします。御登録いただきましたメールアドレス宛に、参加申込書兼受講票のメールを送信いたしますので、印刷して当日必ずお持ちくださるようお願いいたします。なお、定員を上回る申込みがあった場合は、先着順とさせていただきます。(定員に達した時点で申し込みを締め切らせていただきます。)ご連絡いただいた個人情報は、参加者の管理、参加票の発行以外に使用することはございません。

申込方法:
<オンラインにて>
http://www.iges.or.jp/jp/news/event/20111214scp/
<ファックスにて> 別添申し込み様式の用紙にご記入の上、
FAX 046-855-3709に送付ください。
事務局:
財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)事務局研究支援課
担当:池田/東海林(電話:046-855-3720,Fax:046-855-3709)

4.取材について

 参加を希望される方は、2011年12月6日(火)までに、上記の申込み先(オンライン又はファックス)までお申し込みをお願いいたします。なお、会場の都合上、お申し込みのない場合は、取材をお断りさせていただく場合がございますので御注意ください。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通:03-5521-8336
代表:03-3581-3351
室長  :中尾 豊 (内線 6898)
室長補佐:木村 正伸(内線 6814)
係長  :築地 淳 (内線 6819)
担当  :大嶋 恭子(内線 6819)

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