報道発表資料

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2010年12月13日
  • 水・土壌

窒素・りんの水質総量削減に係る日中共同研究ワークショップの開催について(お知らせ)

 12月17日(金)に中国・北京市にて、窒素・りんの水質総量削減に係る日中共同研究ワークショップを開催いたします。なお、本会合は非公開で行われますが、ワークショップ終了後、結果の概要を公表する予定です。

1.概要と目的

 環境省では、急激な経済発展の過程で大量の汚濁負荷が発生し、閉鎖性海域の富栄養化が深刻化している中国をはじめとする東アジア諸国の富栄養化問題の改善に貢献し、我が国の環境立国としての世界での役割を果たすことを目的として、東アジア諸国における水質総量規制制度支援事業を実施しています。
 本事業では、平成20年12月の日中環境汚染対策に関する局長級対話(第5回)における合意に基づき、平成21年度から「窒素・りんの水質総量削減に係る日中共同研究」(以下、「日中共同研究」という。)を実施し、我が国の知見・経験をもとに、中国の国情に合った窒素及びりんの水質総量削減の実施方法案の作成へ向けて協力を行ってきました。
 この度、2か年にわたる日中共同研究の取りまとめに向けて、12月17日(金)に第6回日中共同研究ワークショップ(最終回)を開催いたします。

2.開催日

平成22年12月17日(金)13:30~17:30

3.開催場所

国家会議中心(予定)
中華人民共和国北京市朝陽区天辰東路7号

4.内容

 今回のワークショップでは、以下のテーマでプレゼンテーション及びディスカッションを行う予定です。

(1)成果発表 -モデル地域(中国山東省威海市)総量削減計画について-

 本共同研究では、威海市の米山ダムを対象にして総量削減計画の検討を行いました。その検討結果について発表を行います。

(2)成果発表 -負荷量算定、水質総量削減計画の策定手順、削減方策について-

 本共同研究では、日本の知見・経験についての情報提供やキャパシティビルディングを行いながら、中国の国情に合った汚濁負荷量の算定、水質総量削減計画の策定手順、水質総量削減方策等について、検討を行ってきました。その結果について発表を行います。

(3)日中共同研究の成果の総括

 2か年にわたる日中共同研究の結果について日中双方より総括を行うとともに、成果の活用について意見交換を行う予定です。

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
直通:03-5521-8317
代表:03-3581-3351
室長:室石 泰弘(内線6660)
室長補佐:橋本 浩一(内線6661)
係長:山田 拓也(内線6666)