報道発表資料

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2010年06月28日
  • 地球環境

自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)第6期 目標保有参加者タイプBの公募について(お知らせ)

 環境省は、自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)の第6期事業への参加者(タイプB・補助金なし参加者)を公募します。
 自主参加型国内排出量取引制度は、温室効果ガスの費用効率的かつ確実な削減とキャップ・アンド・トレード方式による国内排出量取引制度に関する知見・経験の蓄積を目的として、平成17年度から開始したものです。
 第3期(平成19年度)からは、設備補助を受けることなく自主的に排出削減を行う参加形態(目標保有参加者タイプB)を設けました。
 目標保有参加者タイプBとして採択された各事業者は、一定量のCO2排出削減を約束し、積極的に削減活動に取り組んでいただくと同時に、排出量のモニタリング・算定体制の整備、第三者検証の受審や排出枠の取引等の実務を行うことで、排出量取引制度についての知見・経験を実践的に獲得することができます。

1.自主参加型国内排出量取引制度(Japan's Voluntary Emissions Trading Scheme : JVETS(ジェイベッツ))について

(1)制度への参加方法

本制度への参加には、以下の3通りの方法があります。
[1]
目標保有参加者タイプA(補助金あり参加者) ※今年度の募集は締め切りました。 一定量の排出削減を約束し、CO2排出抑制設備の整備に対する補助金(総事業費の1/3、原則上限2億円。既存設備の撤去費用を除く)と排出枠の交付を受ける参加者 (「平成22年度温室効果ガスの自主削減目標設定に係る設備補助事業」(予算12億円)の採択事業者)
[2]
目標保有参加者タイプB(補助金なし参加者)
設備補助を受けることなく、排出枠の交付を受ける参加者。
[3]
取引参加者
専ら排出枠の取引を行うことを目的として、登録簿システムに口座を設け、取引を行う参加者。
今回は、[2]目標保有参加者タイプBを公募します。
本制度に参加する事業者は、「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」における試行排出量取引スキームの参加者として位置付けられることとなります。
上記に伴い、タイプBについては自主行動計画非参加工場・事業場を対象とするものとなっております。
制度の詳細については、添付資料及び下記のWEBサイトを御参照下さい。
自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)
http://www.et.chikyukankyo.com/
試行排出量取引スキームポータルサイト
http://www.shikou-et.jp/
[3]の取引参加者については、「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」における試行排出量取引スキームにおいて一元的に募集することとし、本制度における募集は行いません。

(2)制度に参加するメリット

 本制度に目標保有参加者として参加する場合、以下のようなメリットがあります。

自主参加型の国内排出量取引制度に実践的に参加することによって、キャップ・アンド・トレード方式による国内排出量取引制度に関する知見を蓄積できます。
温室効果ガス排出量の算定に習熟するとともに、第三者検証機関による検証(費用は環境省が負担)を受けることにより、「温暖化対策マネジメント」を効果的に講じていくための基盤が形成されます。
地球温暖化対策に積極的に取り組む先進的企業としてPRすることができます。

2.公募内容と応募方法

 別紙1の公募要領Bをご参照下さい。
 公募期間:2010年6月28日(月) ~ 2010年7月27日(火)(17時必着)

3.問い合わせ先

 自主参加型国内排出量取引制度に関する問い合わせ先は以下のとおりです。

設備補助や制度全般に関する問い合わせ
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 市場メカニズム室
担当:
佐藤、下山、宇都
E-mail:
kyotomecha@env.go.jp
TEL:
03-3581-3351(代表) 内線6781 
FAX:
03-3580-1382
排出量の算定やルールの詳細に関する問い合わせ
(株)三菱総合研究所(平成22年度自主参加型国内排出量取引制度事務局)
E-mail:
j-vets@mri.co.jp
排出量の検証に関する問い合わせ
一般社団法人 温室効果ガス審査協会
E-mail:
info@gaj.or.jp

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
直通:03-5521-8354
代表:03-3581-3351
室長:戸田 英作(6737)
室長補佐:二宮 康司(6757)
担当:宇都 正昭(6796)
担当:下山 然(6781)

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