報道発表資料

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2010年04月01日
  • 地球環境

「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準」の改定について(お知らせ)

  • 環境省では、信頼性のあるカーボン・オフセットを推進するため、平成21年3月に、「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準(Ver.1.0)」を策定しました。
  • 本基準を受け、気候変動対策認証センター(社団法人海外環境協力センター内)において平成21年5月にカーボン・オフセット認証制度を創設し、これまでに31件を認証しています。
  • 当該認証制度を運用する中で出てきた論点及びパブリックコメントを踏まえて、本基準について改定しましたので、お知らせいたします。

1.「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準(Ver.1.1)」について

環境省では、カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)「カーボン・オフセットに係る透明性の確保、第三者認証及びラベリング」ワークショップにおいて、「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準(Ver.1.0)」について検討を行い、パブリックコメントを経て策定しました。
同基準に基づいて、気候変動対策認証センター(社団法人海外環境協力センター内)で認証制度を運用するにあたり出てきた論点を踏まえて、パブリック・コメント(平成22年3月9日~3月23日)を経て、改定することとなりました。

2.主な改定点

申請者と申請代理者の権利義務関係の明確化。
申請を委託された第三者・企画を行う事業者も代理申請することができるが、ラベル使用権があるのは申請者のみとする。
「オフセット予定認証」「オフセット済み認証」の定義を明確化。
「事前認証・事後確認オフセット」「事後確認オフセット」の区分を改め、排出量クレジットの無効化が認証決定日よりも前か後かによって「オフセット予定認証」「オフセット済み認証」を区分することとし、それぞれの要件を明確化する。
クレジット種類(都道府県J-VER)の追加。
最低オフセット比率、オフセット量を規定。
これまでカーボン・オフセット認証制度実施規則において定めていた最低オフセット比率20%を50%に改めるとともに、自己活動支援型における最低オフセット量1?と併せ、本基準において規定した。

3.関連情報

 カーボン・オフセット認証制度については、下記の環境省ホームページ及び気候変動対策認証センター(社団法人海外環境協力センター内)ホームページを御覧ください。

・環境省
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html
・気候変動対策認証センター
http://www.4cj.org/label.html

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8354
室長:戸田 英作(6737)
室長補佐:塚本 愛子(6785)
担当:本田 恵(6041)

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