報道発表資料

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2009年10月29日
  • 地球環境

鳥獣保護管理に係る技術者の募集について(お知らせ)

 鳥獣保護管理に係る専門的な知識や実績を有する技術者に関する情報を、地方公共団体などに対して紹介する取組として、平成20年度より鳥獣保護管理に係る人材登録事業を実施しています。
 平成21年10月29日から11月28日まで、鳥獣保護管理プランナー等の募集を開始しますので、自らの鳥獣保護管理に関する知見や技術を、地域の鳥獣保護管理に役立てたいと考えている方の積極的な応募をお待ちしています。
 登録された方の情報は、環境省ホームページ等により公表されます。登録された方については、地方公共団体などの鳥獣保護管理に関する取組の実施者の要請に応じて、計画策定、鳥獣の個体群管理及び被害防止対策等に関する助言を行っていただきます。

1.目的

 近年、野生鳥獣による生態系等への被害が深刻化しており、鳥獣の個体群管理や被害の防除のため、都道府県等による特定鳥獣保護管理計画等に基づく科学的で計画的な管理が推進されています。
 その効果的な推進に当たっては、専門的知見や実績を有する技術者が助言・指導を行うことが重要であることから、環境省では鳥獣保護管理についての技術者に関する情報を整備し、当該登録者に関する情報を紹介する鳥獣保護管理に係る人材登録事業を実施しています。

2.登録者の専門分野

 本事業においては、鳥獣保護管理に係る技術者の専門分野ごとに、次の3つの登録区分(以下「鳥獣保護管理プランナー等」という。)を設け、登録された者にはそれぞれの専門分野に応じた役割が期待されます。

鳥獣保護管理プランナー:
都道府県が策定する管理計画等の策定の際の助言等を行う。
鳥獣保護管理捕獲コーディネーター:
管理計画等の実施の際、現場において適切な捕獲方法の指導、集落等への出没対策や被害防止対策等の助言、指導を行う。
鳥獣保護管理調査コーディネーター:
都道府県の管理計画等に必要な生息状況等の調査を行い、その取りまとめを行う。
(※)
この事業は、鳥獣保護管理に係る技術者に関する情報を提供するものであって、登録者に対し公的な資格や権利等が付与されるものではありません。

3.鳥獣保護管理プランナー等の募集について

(1)申込受付期間

 平成21年10月29日~平成21年11月28日まで(当日消印有効)

(2)募集方法

 申請書に別に定める添付書類を添えて、運営事務局に申請してください。募集方法の詳細は、下記URLをご参照ください。
 https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort1/effort1.html

申請先
住所
〒110-8676 東京都台東区下谷3-10-10
財団法人自然環境研究センター内 鳥獣保護管理に係る人材育成事業運営事務局
Tel:
03-5824-0972
Fax:
03-5824-0961
E-mail:
chojujinzai@jwrc.or.jp

(3)審査方法

申請者の鳥獣保護管理に係る専門的知見や実績等について、専門家からなる審査委員による書類審査を行います。

(4)登録の方法等

審査の結果、所定の要件を備えると認められる者について、環境省自然環境局に備える登録簿に登録を行います。
登録された技術者のリストは平成22年4月以降、環境省ホームページ等により公表されます。登録された方の情報については、鳥獣保護管理に係る事業等を行おうとしている地方公共団体などの要請に応じて、その情報が提供されます。
なお、専門的知見及び実績が卓越すると認められる者については、運営事務局による推薦による登録を行う場合もあります。

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
電話 03-5521-8285(直通)
    03-3581-3351(代表)
室長:吉野 示右 (6470)
補佐:尾山 真一 (6472)
担当:澤  邦之 (6493)