報道発表資料
循環型社会の形成に向けた循環型社会地域支援事業(平成21年度循環型社会形成実証事業)については、全国から54件の応募があり、審査の結果7件の事業を採択しました。
1.事業の経緯及び目的
大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し、社会における物質循環を確保することにより、天然資源の消費が抑制され、環境への負荷の低減が図られた「循環型社会」を形成するため、平成12年6月に循環型社会形成推進基本法が公布され、平成20年3月には、同法に基づく新たな第2次循環型社会形成推進基本計画が閣議決定されました。同計画は、循環型社会の形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進するものであり、循環型社会のイメージや具体的な目標を定めるとともに、その達成に向けて、国民、NGO・NPO、事業者、地方公共団体、国等の各主体が相互に連携を図りつつ、積極的な取組を推進していくことを求めています。
このため環境省では、NGO・NPOや事業者が地方公共団体と連携して行うリデュース、リユース、リサイクルやグリーン購入などの循環型社会の形成に向けた取組で、他の地域のモデルとなるような創意工夫に優れた事業を公募し、実証事業として実施することにより、循環型社会の形成に向けた地域からの取組を促進することとし、本事業を開始しました。
平成21年度は、2月10日(火)から3月19日(木)にかけて事業を募集し、全国から54件の応募があり、外部学識経験者による審査の結果、7件の事業を採択しました。
2.審査の概要
- 応募件数:
- 54件
- 採択件数:
- 7件
- 公募期間:
- 平成21年2月10日(火)~3月19日(木)
3.採択事業の概要
今年度の概要については以下のとおり。
事業名 | 事業主体 | 事業概要 |
廃棄自転車のリユース、リサイクルとレンタル自転車での観光振興 | NPO法人 霧多布湿原トラスト (北海道浜中町) |
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リモネンを溶解剤とする漂着発泡スチロールの回収 | 東北公益文科大学市田研究室 (山形県酒田市) |
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プロスポーツによるエコシティ仙台創造プロジェクト | みやぎ・環境とくらしネットワーク (宮城県仙台市) |
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「首都圏における生ごみ全量堆肥化による地域内・循環型社会の形成:市民、行政、企画の連携 | NPO法人 町田発・ゼロ・ウェイストの会 (東京都町田市) |
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竹鶏物語~3Rプロジェクト~ | 四日市大学エネルギー環境教育研究会 (三重県四日市市) |
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大学、職人、商店街と地域が育む古着再利用事業「かさでらR」プロジェクト | かんでらmonzen亭 (愛知県名古屋市) |
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沖縄の特性を生かした生ごみループ形成事業-食品循環養豚と堆肥化によるトータルな生ごみ循環システムの構築 | 沖縄リサイクル運動市民の会 (沖縄県那覇市) |
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4.今後の予定
今回採択した事業については、年度末時点での事業の状況を評価した上で、その活動状況を循環型社会白書等を通じて広く一般に周知していく予定です。
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通 03-5521-8336
代表 03-3581-3351
室長代行 新田 晃(6814)
補佐 岩山 政史(6820)
担当 相澤、松浦(6819)