報道発表資料

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2009年06月11日
  • 地球環境

平成21年度高濃度バイオ燃料実証事業(3次公募)の採択案件について(お知らせ)

 環境省では平成21年度より、バイオ燃料の高濃度利用の推進を図ることを目的として、複数の地域において供給体制を整備し、対応車両を走らせるなどの実証事業を行うことにより、車両だけでなく、給油関連も含めた社会的な課題を抽出し、高濃度バイオ燃料の導入に向けた事業性の検証等を行うこととしております。
 このたび、環境省の委託を受けて平成21年度から実証事業を実施する事業者の3次公募を行った結果、財団法人京都高度技術研究所を採択いたしましたのでお知らせします。

1.事業の目的
 輸送用バイオ燃料の導入は、温室効果ガスの排出量を削減し、低炭素社会を実現するために不可欠であることから、環境省ではその普及促進について取組を進めているところであり、「高濃度バイオ燃料実証事業」は、バイオ燃料(エコ燃料)の普及を拡大するための取組の一つとして、複数の地域において高濃度バイオ燃料の実証事業を行うものです。
2.事業内容
 本事業では、バイオディーゼル燃料の高濃度利用を行うため、地域において、安全、環境、社会的課題を抽出し、燃料の供給体制など、実用化するためのシステムの構築を検討します。
 また、実際にバイオディーゼル燃料を高濃度混合するための施設を確保し、高濃度利用のための供給拠点を設け、高濃度混合用に調整した燃料を供給し、各排出ガス基準に適合した車両を運行し、排ガス調査等を行うことなどにより、バイオディーゼル燃料の高濃度利用の導入に向けた事業性の検証等を行います。
3.事業者
 応募のあった事業者について、事業計画の妥当性、バイオ燃料の導入に関する活動実績等を考慮して採択しました。
  • 選定事業者    財団法人京都高度技術研究所・京都市
4 その他 (参考:バイオエタノールの高濃度実証を実施中の既採択者)
  • 1次公募の採択者 大阪府
  • 2次公募の採択者 財団法人十勝圏振興機構
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課
直通 03-5521-8339
代表 03-3581-3351  
課長 徳田 博保(内6770)
調整官 室石 泰弘(内6771)
課長補佐 足立 晃一(内6791)
担当 亀井 雄(内6780)