報道発表資料
2023年11月10日
- 自然環境
野鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について (陽性確定 鹿児島県出水市(野鳥国内8例目))
鹿児島県出水市で令和5年11月6日(月)に環境試料(水鳥のねぐらにおける環境水)が採取され、鹿児島大学でウイルス分離検査を実施したところ、同年11月10日(金)に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が検出された旨の報告がありました。本事例は、今シーズン鹿児島県内では初(国内では8例目)の、野鳥に関連する高病原性鳥インフルエンザウイルスの確認事例となります。この報告を受け、採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。
詳細情報
回収日 | 場所 |
検体情報 |
簡易検査 | 遺伝子検査 | 野鳥監視重点区域 | |||||
都道府県 | 市町村 |
検体の種類 |
検体数 | 結果判明日 | 結果 | 結果判明日 | 結果 | 指定日 | ||
野鳥国内8例目 | 11/6 | 鹿児島県 | 出水市 |
環境試料(水) |
14検体(うち6検体から検出) | - | - | 11/10 | H5N1亜型高病原性鳥インフルエンザ | 11/10 |
留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。
(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。
(参考)野鳥との接し方について
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【公表について】
環境省では、各都道府県内でのシーズン初確認、国内希少野生動植物種での発生など、緊急性が高い場合には報道発表を行い、その他の場合には、下記環境省ホームページで鳥インフルエンザの発生状況を公表しています。
【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥高病原性鳥インフルエンザに関する情報(環境省ホームページ)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8285
- 室長
- 宇賀神 知則
- 室長補佐
- 村上 靖典
- 係長
- 木富 正裕
- 担当
- 兼松 賢人