報道発表資料
                  2022年12月21日
                  
                - 自然環境
野鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について (陽性確定、宮城県仙台市(野鳥国内121例目))
 宮城県仙台市で令和4年12月14日(水)に、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づく国内希少野生動植物種に指定されているハヤブサ1羽の衰弱個体が回収され、その後死亡。同年12月15日(木)に簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認された旨の報告がありました。上記について、遺伝子検査を実施したところ、令和4年12月21日(水)に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された旨の報告がありました。引き続き全国での野鳥における監視やウイルス保有状況調査の強化を継続します。
              詳細情報
| 回収日 | 場所 | 検体情報 | 簡易検査 | 遺伝子検査 | 野鳥監視重点区域 | |||||
| 都道府県 | 市町村 | 検体の種類 | 鳥種名 | 結果判明日 | 結果 | 結果判明日 | 結果 | 指定日 | ||
| 野鳥国内121例目 | 12/14 | 宮城県 | 仙台市 | 死亡野鳥 | ハヤブサ | 12/15 | 陽性 | 12/21 | H5亜型 高病原性鳥インフルエンザ | 12/15 | 
留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。
(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。
(参考)野鳥との接し方について
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【公表について】
	  令和4年10月から高病原性鳥インフルエンザ発生時の公表方法を変更しました。具体的には、各都道府県内でのシーズン初確認の場合のほか、国内希少野生動植物種での発生等、緊急性が高い場合には報道発表を行い、その他の案件等は環境省ホームページに発生状況を随時掲載することとします。
【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
                  - 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8285
- 室長
- 東岡 礼治
- 室長補佐
- 村上 靖典
- 専門官
- 庄司 亜香音
- 担当
- 河邉 健
