報道発表資料
- 自然環境
秋田県における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性事例に係る野鳥監視重点区域の解除について
1.経緯
4月18日(月) |
・ 秋田県大仙市の養鶏場において、死亡数の増加がみられたことから、当該農場から県に通報。県による簡易検査の結果、A型鳥インフルエンザ陽性と判明 |
4月19日(火) |
・ 県によりPCR検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認(家きん国内22例目) ・ 発生農場の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化 ・ 秋田県大仙市でハシブトガラス3羽の死亡個体を回収 ・ このうち1羽について簡易検査を実施した結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応 ・ 回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化 |
4月19日(火) ~4月22日(金) |
・ 秋田県が野鳥緊急調査を実施 |
4月20日(水) |
・ 発生農場での防疫措置完了 |
4月28日(木) |
・ 鳥取大学において死亡野鳥の遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出(野鳥国内94例目) |
5月18日(水) 24時 |
・ いずれの区域内において野鳥の大量死等の異常が確認されなかったことから、当該野鳥監視重点区域を解除(※) |
※ 「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、野鳥監視重点区域は、以下を1日目として28 日目の24 時に解除することとしています。
- 野鳥及び飼養鳥の場合は、回収日の次の日を1日目とする
- 家きんの場合は、防疫措置完了日の次の日を1日目とする
- 環境試料(糞便、水等)の場合は、採取日の次の日を1日目とする
また、複数発生で野鳥監視重点区域の範囲が重なる場合は、最後の区域が解除されるときに同時に解除することとしています。
2.今後の対応
- 野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、令和3年11月11日付けで最高レベルの「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html)
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html)
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