報道発表資料

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2022年01月17日
  • 自然環境

野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)の結果について(令和3年12月分)

環境省では、野鳥における高病原性鳥インフルエンザのサーベイランス(監視・調査)の一環として、定期糞便採取調査を実施しています。令和3年12月に実施した同調査では、高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されませんでした。

1.調査の概要

  • 環境省では、都道府県の協力を得て、野鳥が海外から日本に高病原性鳥インフルエンザウイルスを持ち込んだ場合に早期発見すること、野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を把握することを目的として、野鳥(ガンカモ類)の糞便採取調査を実施しています。
  • 具体的には、全国52か所(各都道府県で1か所以上)で、渡り鳥の渡来初期に当たる時期(10月~12)を中心に野鳥(ガンカモ類)の糞便を採取し、ウイルスの保有状況を確認する調査を各箇所1回以上実施しています。
  • 今回の結果は、令和3年12月に実施した調査分となります。今後、1月以降の調査結果を順次公表予定です。

※ 必ず実施することとしている上記の各箇所1回の調査に加え、1月~4月に任意で実施している調査地点があります。

※ 今シーズンは、家きん及び野鳥において高病原性鳥インフルエンザが各地で発生している状況を踏まえ、糞便採取調査の実施回数及び実施箇所数を増やすよう、都道府県に対して監視の強化を依頼しています。

2.調査内容(令和3年12月分)

23都道府県35市区町で2,476個の糞便を採取(詳細については、別紙参照)。

3.検査結果

上記2.で採取した糞便について、高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を検査した結果、全て陰性でした。

※ 本調査で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された場合、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に従って野鳥監視重点区域の指定等の対応を行います。

※ 本調査とは別に環境省が実施している死亡野鳥等調査、環境試料等調査、大学・県が独自に実施している糞便採取調査、環境試料等調査において、令和3年12月は計4例の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。詳細につきましては、環境省のホームページを御覧ください。

参考情報

環境省のホームページでは、高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
室長  東岡 礼治 (内線6470)
補佐  村上 靖典 (内線6675)
係長  庄司 亜香音(内線6473)
担当  宮澤 結有 (内線6477)

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