報道発表資料
1.経緯
11月13日(土) | ・鹿児島県出水市の養鶏場において、11月13日の発生農場から3km圏内の農場で検査を開始。 |
11月14日(日) | ・発生農場から3km圏内の検査により、別の農場で鳥インフルエンザ疑い事例が発生。県の家畜防疫員による簡易検査の結果、A型鳥インフルエンザ(※)陽性と判明したとの連絡があった。 |
11月15日(月) | ・農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門がPCR検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。 |
※A型鳥インフルエンザ:病原性が高いものも低いものも含まれ、野鳥が保有している。
2.今後の対応
・鹿児島県と調整の上、令和3年11月11日(木)及び11月13日(土)に野鳥監視重点区域として指定済みの区域と併せて、野鳥監視重点区域内における野鳥でのウイルスの感染範囲の状況把握、感染源の推定や更なる感染拡大を防止するための基礎情報を得ることを目的とした緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施する予定です。
・野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、令和3年11月11日付けで最高レベルの「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
3.留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。
(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。
(参考)野鳥との接し方について
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html)
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html)
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8285
- 室長東岡 礼治(内線 6470)
- 補佐村上 靖典(内線 6675)
- 係長福田 真(内線 6670)
- 担当安藤 滉一(内線 6478)