報道発表資料

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2021年05月17日
  • 自然環境

野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査(定期糞便採取調査)の結果について(令和3年4月分)

環境省では、野鳥における高病原性鳥インフルエンザのサーベイランス(調査)の一環として、定期糞便採取調査を実施しています。令和3年4月に実施した同調査では、高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されませんでした。

1.調査の概要

環境省では、都道府県の協力を得て、野鳥が海外から日本に高病原性鳥インフルエンザウイルスを持ち込んだ場合に早期発見すること、野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況を把握することを目的として、全国52か所(各都道府県で1か所以上)で、渡り鳥の渡来初期にあたる時期(10月~12月)を中心に野鳥(ガンカモ類)の糞便採取調査を1回以上実施しています。 

今回の結果は、令和3年4月に実施した調査分となります。

  • 必ず実施することとしている上記1回の調査に加え、1月~4月に任意で実施している調査地点があります。

2.調査内容及び検査結果(令和3年4月分)

兵庫県淡路市で100個の糞便を採取。

  • 本調査とは別に環境省が実施している死亡野鳥等調査、環境試料等調査及び大学・県が独自に実施している糞便採取調査、環境試料等調査において、令和3年4月は高病原性鳥インフルエンザの発生は確認されませんでした。詳細につきましては、以下のURLより御覧ください。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

3.今シーズン(令和2年10月~令和3年4月)の定期糞便採取調査について

今シーズンの定期糞便調査は、4月をもって終了します。今シーズン(令和2年10月~令和3年4月)の定期糞便採取調査では、合計10,985個の糞便が採取され、検査を行いました。

高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出事例は、2件でした。

  • 死亡野鳥等調査については、継続して実施していきます。

【参考情報】

環境省のホームページでは、高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
室長  川越 久史 (内線6470)
企画官 立田 理一郎(内線6465)
担当  近藤 千尋 (内線6676)
担当  宮澤 結有 (内線6477)