報道発表資料
我が国が世界遺産一覧表への記載を推薦している「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」について、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)の評価結果がユネスコ世界遺産センターから通知され、世界遺産一覧表への「記載」が適当と勧告されましたのでお知らせします。
1.IUCNの評価結果
・我が国は平成31年2月に、ユネスコ世界遺産センターに対して、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を世界遺産一覧表に記載するための推薦書を提出しました。
・今般、国際自然保護連合(IUCN)により、本件の[生物多様性]に関する顕著な普遍的価値が認められ、世界遺産一覧表への「記載」が適当と勧告されました。
※評価結果の具体的な内容は追ってお知らせいたします。
(参考1)諮問機関による評価結果の4つの区分
①記載(Inscription):世界遺産一覧表に記載するもの。
②情報照会(Referral):追加情報の提出を求めた上で、次回以降に再審議するもの。
③記載延期(Deferral):より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの(推薦書の再提出後、約1年半をかけて再度諮問機関の審査を受ける必要がある)。
④不記載(Not to inscribe):記載にふさわしくないもの(世界遺産委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き再推薦は不可)。
(参考2)国際自然保護連合(IUCN)
IUCN(International Union for Conservation of Nature)。国家、政府機関、非政府機関で構成される国際的な自然保護ネットワーク。野生生物の保護、自然環境及び自然資源の保全に係る調査研究、途上地域への支援等を行っている。1948年設立。
2.今後の予定
・今後、第44回世界遺産委員会拡大会合(令和3年7月16日~31日)が開催され、IUCNの勧告を踏まえ、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を含む各締約国からの推薦案件について、世界遺産一覧表への記載の可否が決定されます。
添付資料
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
- 直通03-5521-8274
- 課長植田 明浩
- 課長補佐(総括)羽井佐 幸宏
- 課長補佐髙瀬 裕貴
- 専門官川畑 貴之