報道発表資料
厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)の指定及び公園計画の決定
に関する意見の募集(パブリックコメント)について
令和2年12月3日(木)
1.背景
本公園は北海道東部の太平洋側に位置し、海岸線の後退と砂丘の堆積によって形成された霧多布湿原及び河岸の湛水によって形成された別寒辺牛湿原といった形成過程の異なる2つの湿原が、ほぼ原生的な状態で残されているほか、厚岸湖、火散布沼等の海跡湖並びに尻羽岬、大黒島等の海食崖及び島嶼を有し、変化に富んだ優れた自然景観を呈しています。また、厚岸湖におけるカキやアサリの養殖、周辺海域における昆布漁など、森・川・海の繋がりにより育まれてきた人と自然との共生による文化景観を見ることができます。加えて、本公園の湿原の大部分及び厚岸湖が国際的に重要な水鳥の生息地としてラムサール条約の登録湿地となっていることや、希少な湿原植生や海鳥繁殖地が国指定天然記念物に指定されていること等、多様な動植物の生息及び生育の場となっています。
このように、本公園は多様で優れた景観を有し、貴重な野生動植物が分布している我が国における傑出した自然の風景地であることから、国定公園として新たに指定するものです。
2.意見提出手続
(1)問合せ先
ア 環境省自然環境局国立公園課
東京都千代田区霞が関1-2-2/電話 03-5521-8279
イ 北海道環境生活部環境局自然環境課公園保全係
北海道中央区北3条西6丁目/電話 011-204-5204
(2)意見募集対象
厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)の指定及び公園計画決定案
資料「厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)指定書(環境省原案)」
「厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)公園計画書(環境省原案)」
(3)資料(指定案)の入手方法
指定案及びその概要は、環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/press/108674.html)に掲載するとともに、(1)の問合せ先で閲覧することができます。
(4)意見提出期間
令和2年12月3日(木)から同年12月28日(月)まで
(5)意見提出方法
ア 郵送の場合: 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
中央合同庁舎5号館 環境省自然環境局国立公園課
※締切日当日消印有効
イ FAXの場合: 03-3595-1716
ウ 電子メールの場合: shizen-kouen@env.go.jp
※意見の内容はメール本文に記載して送付してください。添付ファイルに意見を記載して提出することは、御遠慮ください。
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3.公園区域の指定及び公園計画決定の概要
項 目 |
概 要 |
公園区域の指定 |
○41,487ha |
公園計画の決定 |
○保護規制計画(特別保護地区、第1・2・3種特別地域) ○利用施設計画(園地、野営場、舟遊場、博物展示施設) |
4.提出された御意見の取扱い
提出された御意見につきましては、その概要とそれに対する対応方針を取りまとめて公表します。
5.今後の主なスケジュール(予定)
令和3年1月 提出された意見を取りまとめた上、公表
令和3年2月 中央環境審議会に変更案を諮問・答申
令和3年3月 中央環境審議会の答申を踏まえ、変更内容を官報告示
添付資料
- 1 厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)指定書(環境省原案) [PDF 244 KB]
- 2 厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)公園計画書(環境省原案) [PDF 254 KB]
- 3 厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)区域及び公園計画図 [PDF 5.7 MB]
- 4 厚岸霧多布昆布森国定公園(仮称)公園計画図(詳細図) [PDF 3.9 MB]
連絡先
環境省自然環境局国立公園課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8279
- 課長熊倉基之(内線 6440)
- 課長補佐中山直樹(内線 6649)
- 係長安藤祐樹(内線 6694)