報道発表資料

令和元年12月13日
自然環境
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港湾におけるヒアリ確認調査の実施結果について

 環境省では、特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)が国内で初確認された平成29年度から、中国、台湾等ヒアリが定着している国や地域からの定期コンテナ航路(休止航路を除く)を有する全国の港湾における調査を、国土交通省の協力のもと、定期的に実施してきました。
 今年度は、東京港青海ふ頭において、9月から10月にかけてヒアリの女王アリが多数確認されたことを受けて開催された関係閣僚会議で確認した方針にもとづき、全国港湾における調査について実施状況を点検しました。点検を踏まえ、定期調査の対象65港湾のうち、54港湾を対象とした追加調査を11月10日から12月8日まで実施しましたので結果をお知らせします。
 調査の結果、四日市港においてヒアリが発見されました。確認された個体は全て殺虫処理するとともに、確認地点のモニタリング調査及び周辺の調査を実施中です。
 なお、別途重点的に実施した青海ふ頭における調査では、当初のヒアリ確認地点と隣接する区画で、ヒアリの働きアリ500個体以上を確認し、殺虫処理(11月29日既報)するとともに、確認地点のモニタリング調査と残存個体の駆除を継続しています。

1.調査の目的

 全国の65港湾におけるヒアリ確認調査(※)のうち、9月に東京港の青海ふ頭で実施した調査において、女王アリを含むヒアリが確認され、10月に実施した確認地点における追加調査では多数の女王アリが確認されました。この事態を踏まえ、10月21日にヒアリ対策関係閣僚会議が開催され、政府一丸となってヒアリの国内での定着を阻止することを確認したことを受け、港湾における従来の調査実施状況を点検するとともに、必要に応じて追加調査を実施しました。

 ヒアリについては、平成29年6月に国内で初めて確認されて以降、現在までに15都道府県、48事例(今年度は12月5日までに10事例)が確認されています。これまでに確認された個体は全て駆除しており、国内で定着が疑われる状況にはありませんが、引き続き侵入初期で発見し早期防除を実施することが重要です。

 ※環境省では、国土交通省の協力のもと、継続的に侵入状況を確認することを目的として、中国、台湾等ヒア

  リが定着している国や地域からの定期コンテナ航路(休止航路を除く)を有する全国の港湾におけるヒアリ

  の確認調査を実施しており、令和元年度は65港湾を対象に夏季と秋季の調査を実施

2.追加調査の概要

 65港湾における定期調査の実施状況を点検し、コンテナヤードの内部等を中心に追加調査が必要と判断された54港湾を対象として選定し、専門の調査員による目視及びトラップの設置による調査を、令和元年11月10日から12月8日まで順次実施しました。

 実施日程等は別添1の一覧表を参照ください。

3.追加調査の実施結果

○四日市港:11月21日に行われた調査でヒアリを確認(11月25日既報)。周辺を調査し、確認された個体は全

 て殺虫処理するとともに、確認地点のモニタリング調査及び周辺の調査を実施中です。

○その他の港湾においては本調査でのヒアリの確認はありませんでした。

○なお、横浜港における調査ではアカカミアリが確認されました。(12月3日横浜市公表)

4.その他の調査の実施状況

(1)全国65港湾における秋季調査

  9月から11月にかけて実施し、以下のとおりヒアリ類を確認しました。

 ○伏木富山港でアカカミアリを確認(9月6日既報)

 ○東京港青海ふ頭でヒアリを確認(9月12日既報)

 ○清水港でアカカミアリを確認(9月27日静岡県公表)

 ○横浜港でアカカミアリを確認(10月9日横浜市公表)

 ○東京港品川ふ頭でアカカミアリを確認(10月10日既報)

 詳細は別添2の一覧表及び以下のページを参照ください。

 「港湾におけるヒアリ確認調査の実施状況」 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/kouwan.html   

(2)青海ふ頭及び周辺における調査

 専門の調査員による誘引剤(殺虫成分を含まない)を活用した手法を採用するとともに、これまで主に対象としていた公有地に加え、民有地の所有者や管理者の協力を得ながら、より詳細に調査を実施しました。

 ○青海ふ頭内のヒアリ確認地点については、10月末から週1回程度実施

 ○青海ふ頭の周辺地域については、半径2kmを目安としつつ、必要に応じて周縁部も対象とし、確認地点以

  外の港湾関係敷地、公園や学校等の公共施設、民間事業者敷地、貨物の野積場、公道沿い等で、10月末か

  ら11月28日のうち16日間に各1回実施

 調査の結果は以下のとおりです。

 ○青海ふ頭内の当初のヒアリ確認地点では、同一地点で少数の働きアリを確認(11月1日:約10個体、11月

  7日:約20個体、11月13日:2個体)。防除を継続し、11月20日以降の調査での確認はなし

 ○青海ふ頭の当初のヒアリ確認地点と隣接する区画で、ヒアリの働きアリ500個体以上を確認(11月29日既

  報)。防除を実施し、確認地点のモニタリング調査を実施中(12月5日:150個体以上、12月10日:100個

  体以上を確認)

 ○青海ふ頭の周辺地域においては、ヒアリの確認はなし

5.今後の予定

 当面はヒアリ類が確認された箇所において、継続的なモニタリングを実施するとともに、来年度も全国の港湾における定期的な調査をはじめ、関係省庁や関係自治体、港湾関係者等の協力を得ながら、徹底した水際対策を実施します。

 なお、青海ふ頭においては、ヒアリ確認地点であるコンテナヤード内では、月2回の殺虫餌散布による防除を3月まで継続するとともに、防除効果確認のための調査を令和2年3月に実施予定です。さらに、アリ類の活動が活発となる春以降も、改めて青海ふ頭及びその周辺における生息確認調査を実施するとともに、周辺の住民をはじめとした関係者への注意喚起を行います。

6.疑わしいアリの発見時の対応について

疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。

<事業者の皆様へのお願い>

コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。

多数の生きたアリ類の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置してください。そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。

アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。

詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver.2.0」のP.16~20を参照してください。http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo_Ver.2.0.pdf

<一般の皆様へのお願い>

○ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。

「特定外来生物ヒアリに関する情報」

http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html

○ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。

・受付曜日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く)

・受付日時:午前9時から午後5時

・ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)

令和元年7月1日からはチャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等を行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。

「アリーのヒアリ相談チャットボット」

http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html

添付資料

連絡先

環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8344
  • 室長北橋 義明
  • 室長補佐八元 綾
  • 室長補佐深谷 雪雄
  • 担当楊木 萌(内線 7473)

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