報道発表資料
そのうちの四日市港(三重県四日市市)での調査において、11月21日に確認されたアリ約20個体について、専門家による同定の結果、ヒアリと確認されましたので、お知らせします。
平成29年6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は令和元年11月25日(月)現在で15都道府県、計46事例です。
1.経緯
11/21 環境省が実施する全国港湾調査の四日市港での調査において、調査事業者がコンテナヤードの舗装
面にヒアリと疑わしいアリ約20個体を目視で確認。
スクリーニングの結果、ヒアリまたはアカカミアリの疑いがあったため、調査事業者より中部地方
環境事務所(以下、中部事務所)に連絡。
四日市港管理組合が、確認箇所周辺に殺虫剤(ベイト剤)を設置。
11/22 中部事務所は、専門家に同定を依頼。
国土交通省、四日市港管理組合、三重県、四日市市及び環境省の職員が現地を確認したが、新たに
疑わしいアリは確認されず。
11/25 当該アリについて、専門家がヒアリであることを確認
2.今回確認されたアリについて
四日市港において確認されたアリは、ヒアリの働きアリ約20個体です。
3.今後の対応
引き続き、発見場所において目視及びトラップの設置による調査を三重県や四日市港管理組合等と協力して実
施するとともに、周辺の確認調査を実施する予定です。
なお、中部事務所から、三重県、四日市港管理組合に対して、以下を依頼しています。
・ヒアリと疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸走を防ぎ、完全に駆除等が確認さ
れるまでは移動を避けるよう留意するとともに、その点を関係者にも徹底を依頼すること
・今回ヒアリの確認があったことから、当該コンテナヤード及びその周辺の点検等を適宜実施すること
・引き続き、環境省等が実施する調査に協力すること
4.疑わしいアリの発見時の対応について
疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。
<事業者の皆様へのお願い>
コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。
①多数の生きたアリ類の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう
静置してください。そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所
等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテー
プでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。
②アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除
してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。
詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver.2.0」のP.16~20を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo_Ver.2.0.pdf
<一般の皆様へのお願い>
○ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。
「特定外来生物ヒアリに関する情報」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html
○ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。
・受付曜日:10月21日から令和元年3月 土日祝を含む毎日
・受付日時:午前9時から午後5時
・ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110
令和元年7月1日からはチャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等を行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html
○今回確認されたヒアリ
(中部地方環境事務所撮影)
○今回ヒアリが発見された場所
連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8344
- 室長北橋 義明
- 室長補佐八元 綾
- 室長補佐深谷 雪雄
- 担当楊木 萌(内線 7473)
中部地方環境事務所野生生物課
- 直通052-955-2139
- 課長酒向 貴子
- 課長補佐遠藤 洋一