報道発表資料
1.調査結果(速報値)のポイント
環境ビジネスの業況DIは「20」とおおむね好調さを維持
環境ビジネスを実施している企業から見た自社の環境ビジネスの現在(令和元年6月)の業況DIは「20」と、平成30年12月調査の業況DI「24」より低下したものの、全ビジネスの業況DI「17」を上回り、おおむね好調さを維持する結果となりました。
特に、地球温暖化対策分野の業況DIが「27」と引き続き好調であり、全体を牽引する結果となりました。
※DI(Diffusion Index)とは?
ビジネスの業況などについて、「良い」、「さほど良くない」、「悪い」の選択肢で質問し、「良い」と「悪い」の回答割合の差をDI(単位:%ポイント)という。
(DI=良い-悪い(回答割合の差))
2.調査概要
(1)環境ビジネスの考え方
環境ビジネスとは、環境負荷を低減させ、資源循環による持続可能な社会を実現させる製品・サービスを提供するビジネスのことです。具体的には、「環境汚染防止」、「地球温暖化対策」、「廃棄物処理・資源有効利用」、「自然環境保全」の4つの分野に分けられます。
(2)目的
本調査は、産業全体における環境ビジネスに対する認識や取組状況について構造的な調査を継続的に実施し、調査結果を環境ビジネス振興策の企画・立案等の基礎資料として活用するとともに、調査結果を公表して環境ビジネスの市場の認知度向上を図ることにより、環境ビジネスの発展に資することを目的としています。
なお、本調査は、統計法(平成19年法律第53号)に基づく一般統計調査として実施しています。
(3)期間
令和元年6月1日(土)~令和元年7月5日(金)
(4)対象
全国の資本金2,000万円以上の民間企業のうち、資本金、業種別の層化無作為抽出法により選定された11,838社(速報値公表時点)。
(5)項目
問1 (1)日本の環境ビジネス全体の業況
(現在、半年先、10年先。選択肢:「良い」「さほど良くない」「悪い」)
(2)日本で発展していると考える環境ビジネス分野(現在、半年先、10年先)
問2 貴社のビジネス全体の業況等(現在、半年先、10年先)
(1)業況、(1)-2業況判断の要因、(2)業界の国内需給、(3)提供価格、(4)研究開発費、(5)設備規模、
(6)人員体制、(7)資金繰り(現在のみ回答)、(8)業界の海外需給(海外向け事業を実施している場合)、(9)海外販路拡大の意向(海外向け事業を実施していない場合)
問3 実施している環境ビジネスの有無
問3-1 実施中の環境ビジネス(最大3つ)とその業況等(現在、半年先、10年先)
※質問事項は問2の(1)~(9)と同様)
問4 (1)実施したい環境ビジネスの有無、(2)~(4)今後実施したい環境ビジネス(最大3つ、実施したい理
由、実施したい時期と場所)、(5)実施したい環境ビジネスが「ない」、「分からない」理由
(6)確報値について
令和元年8月の公表を予定しています。
その他、過去の調査結果等については、環境経済情報ポータルサイト上、「環境産業情報」を御覧ください。
https://www.env.go.jp/policy/keizai_portal/B_industry/b03.html
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境計画課環境経済政策調査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-9265
- 室長中島 恵理(内線 6227)
- 補佐森島 健人(内線 6250)
- 担当内海 朝陽(内線 6207)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成31年2月22日
- 環境経済観測調査(環境短観)平成30年12月調査確報値の公表について
- 平成30年12月26日
- 環境経済観測調査(環境短観)平成30年12月調査速報値の公表について
- 平成30年8月24日
- 環境経済観測調査(環境短観)平成30年6月調査確報値の公表について
- 平成30年7月13日
- 環境経済観測調査(環境短観)平成30年6月調査速報値の公表について